芝のザ・プリンスパークタワーホテルに所用があり、そのあと芝公園から愛宕山界隈を散策してみました。
大門から三解脱問(山門)を経て、黒門(方丈門)から境内に入ってみたが、漆塗りの痕跡が残った風格が滲みでており、あの鎌倉建長寺に移設されて昨年再現された唐門に非常に似ており、当時の豪華さを偲ぶことが出来ました。
パークタワー東京の南口では、紅梅白梅が満開となって迎えてくれました。
所用を済ませて、裏山に通じる散歩道を登ると、都内最大の「芝丸山古墳」に着き、昇り降りして歩いてみましたが、前方後円墳と言われる原型の面影は感じることが出来ません。
案内板の説明によると誰の墓なのか?も不明で、5世紀代の築造とみられるそうです。
また、頂部広場には、伊能忠敬の測量遺功碑や虎の石碑などが見られるが、何故ここに立つのか由緒は不明で、静かに春の陽を受けて読書を楽しむ若者の姿のみで静かな雰囲気が漂っていた。
この後、芝公園をぶらぶらしながら東京タワー下に着くと、見上げるその姿は、話題の東京スカイツリーとは異なるが、トラス構造の形態や紅白の色彩の美しさは、スカイツリーに劣らぬ魅力を感じるものがあります。
電波塔としての世界一の高さはスカイツリーに譲ったが、都心で望むあの大パノラマの魅力はいつまでも人気は絶えないことだろう・・・
この後、愛宕神社へとジョグして大鳥居に着き、「出世の階段」と呼ばれる階段を見上げると急階段ですが、曲垣平九郎の故事に因んで登りきると出世するそうで、挑戦者も多いと聞く・・・・
早速挑戦してみたが、約40度ほどの傾斜で数えながら駆け上がると86段で、息切れはありましたが46秒で登りきることが出来ました
境内は、それほど広くなかったが、家康ゆかりの神社らしく朱色の門や将軍梅が輝いており、都心とは思えない程静寂で、パワーがみなぎっています。
本殿や弁財天、稲荷社に参拝して境内を回ると、名水が湧き出たという児盤水(小判水)の滝跡や古船が浮かぶ池などあり、桜咲く時期には、桜が舞い落ちる中で鯉が泳ぐ光景が見られるそうです。
後ろ髪を引かれる思いだttが、再訪問に期待して女坂から下山して虎の門へと向かい、帰路についた。