馬堀海岸「うみかぜの路」から観音崎公園に着き園内に入るが、観音崎灯台を初め船見番所や台場が残されており、且つどこからでも東京湾や房総半島、横浜の街などを望める自然豊かな公園と聞き興味を持っていたので、ようやく実現した公園散策となりました。
最初に目にしたもっとも高いところに位置する「東京湾交通センター」へと、つづら折りの急坂を駆け上がると、東京湾を航行する船舶一日約800台の船舶の動向を把握して、必要な情報を提供しているそうですが、残念ながら東京湾を一望するエリアはありませんでした。
「観音崎灯台」へ続く急坂や階段の散策路を下り、約5分ほどで灯台へ続く切通しを抜けると、灯台入口へ・・・
灯台は、上まで昇れるように一般公開されており、ラセン階段を上ると灯台の心臓部であるランプが間近で見ることが出来、フレネルレンズが使用されており、約30Km先まで投光しているそうです。
上からは浦賀水道や房総半島など素晴らしい景色が望めました。あいにくの曇天だったので見晴らしは今一でしたが、快晴であればどんなに美しいことでしょう・・・
この灯台は、日本の灯台50選にも選ばれているそうで、あの懐かしい映画「喜びも悲しみも幾歳月」のロケにも使われたそうで、スケッチポイントでもありますね。
さらに迷路のような道を抜けてまもなく「北門第1砲台跡」があり、我が国最初の砲台だったそうで、トンネル内の煉瓦壁も完璧な位に保存された軍事遺構となっています。
さらに、海の見晴らし台へ続くトンネルを抜けると、あの「坂の上の雲」にも登場する28サンチ榴弾砲台や弾薬庫の第3砲台跡があり、東京湾を防御していた要塞跡が偲ばれます。
海の見晴らし台では、久里浜海岸など横須賀方面が望めて天気よければ絶景ポイントでしょう・・・
また、その近くには白亜の尖塔の「戦没船員の碑」があり、第2次世界大戦などで命を亡くされた6万人の船員の慰霊塔となっており、天皇陛下御製碑、皇后陛下御歌碑やモニュメントなどが設置されており、過っての砲台群の跡地だったそうです。
御歌碑の前からの眺めも、太平洋を望んで素晴らしい展望でした。
噴水広場を経て海岸寄りの「展望園地」に降りると、第3砲台にあった28サンチ榴弾砲の実物大のレプリカが東京湾に向けて設置されており、明治時代の当時の状況を思い起こしながら、物思いに耽っていた。
この後、横須賀古道を経て浦賀駅へと走り、京急に乗り次のスポットの横須賀へと向かった。
【この続きは、明日に続く】