富士山も山開きされた。今年の初日のご来光は、この10年で最高だったそうだ。
いよいよ夏山シーズンが到来したが、近年、中高年の登山ブームは、相変わらずのようで、それも女性にその傾向が強いそうだ。
ブログなどによる山行記録を見ても、その数も記録も 女性のものが多く、内容も大変細やかであると感じている。
富士山には、毎年、登山競走のアシストとして、チャレンジしているが、近年は いろんな形で登る機会が増えてきた。
学生時代には、山岳部に属していたので、他のいろいろな山には機会があればと、登りたいと考えていたが あの富士山は眺める山で、登る山ではない。
生涯に一度登ればいいなどと思っていた。
それが、10年ほど前に、富士登山競走のコース下見と練習でトライしてからは、ほぼ毎年登ることになり、遂に今年は、五合目までであるが、ヒルクライムレースで 自転車で登ることになろうとは 夢にも思わなかった。
今年のシーズンには、登山駅伝のアシストと、スイストレッキングの仲間たちと夜行登山を計画している。さらに、学生時代以来の霊峰白山にも挑戦する予定である。
現在の登山環境は、学生時代のものとは 比較にならない位 良くなっている。
登山に必要な情報は、すべて情報誌やインターネットがあらゆるデータを提供してくれて容易に得られるが、昔は、自ら足で調査したものである。
当時も、「岳人」や「ヤマケイ」には、唯一の情報として貴重なもので大変お世話になった。
今は、情報も豊富で 用具もよくなり、ブームの火付け役となったのだろう。
ただ、誰でも山に登れるようになり、山を甘く見るようにならなければいいがと思う。
山愛好者のOBとして、自然との付き合いには、常にリスクと背中合わせであり、その意識があまり高くはないのではないだろうか?
登山の魅力や素晴らしさは、今更言うまでもないが、やはり、事前の計画や判断力は、経験が必要で、リーダーや仲間が不可欠である。
近年、ガイドツアー登山が多いが、パーテイーの仲間の心の繫がりや体力・技術レベルは、不確実となり 問題も少なく無いようである。
先日、三浦雄一郎さんが、75歳でエベレスト登頂を果たされたが、その事前の準備があってのことで、その素晴らしさを知らねばならないと思う。
山の楽しみ方も、最近は様々な形があり、トレッキングやヒルクライム、トレイルランなど本当に自然と対峙しての楽しみは、経験しないと判らない魅力である。
昨年、スイスの山々をトレッキングしたが、あの急坂をMTBで 中高年の方々が登ってきたのには、ビックリした。
安全第一で山の自然を楽しみたい。
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