9.11 アメリカ同時多発テロから丸8年が過ぎた。今ではニュースの価値もなくなったのか…。
3000人に及ぶ犠牲者を出したあの惨状は、今でもこの目に焼き付いている。
2年後、対テロ作戦用として建造された、アメリカ海軍のドック型揚陸艦「USS New York、LPDー21」には、破壊された世界貿易センタービルの残骸から24トンの鉄が溶解され船首の一部に使われているという。
☆ NEVER FORGET ☆ の文字が刻まれている。
あれから8年。何がどう変わったのだろう。
9.11の犠牲者に次ぐ新たな多くの犠牲者を出して、世の中が変わったのだろうか。
世界平和の灯りが見えてきたのだろうか。精一杯追いかけている割には背中を見せながら、段々遠のいて行く気がしないでもない。
一方では、核兵器をちらつかせて、隣国を脅かし世界の注目を集め、自国に優位な支援を仰ごうとする国もある。
核兵器を何千発も持っている国が、核兵器を持つな…持ってはいけない…と世界に向かって声高に叫ぶ。
何を信じ、何を頼りに世界平和を求めるのか。我が国の安全・防衛はどっちの方向に進むのか。この先、本当に世界の一員として世界平和構築に貢献できるのか。世界の中の日本を主張できるのか。課題山積。
NEVER FORGET あの惨状を決して忘れることはない。しかし、どこかで乗り越え、不信の連鎖を断ち切らなければ、本当の世界平和なんて画餅に帰すのだろう。 9月ってやっぱり切ない季節なんだよな~…。
( 写真: 「USS New York、LPDー21」 と 船首 )