「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「世界に君臨」

2009年09月15日 | スポーツ・観戦
打って、走って、守って、投げて……どの姿を見ても絵になる男。「世界のイチロー」
燦然と輝く「ゴールドプレイヤー」でありながら、その口から出てくる言葉・態度・思考の深さなど、どれを取り上げてもギラギラした金色の輝きはない。むしろ手練れの職人が磨きに磨き上げた「銀のまぶしさ」を我々に見せてくれる。

常に研ぎ澄まされた勝負勘、練習に裏打ちされた自信、いじめ抜く一方で人一倍の手入れを怠らない強靱な肉体維持。
それらの目に見えない努力が隠されていることは、今更言うまでもない。

そんなイチロー選手がプロ野球史上最高の、9年連続200安打という快挙を成し遂げた。
彼に関して言うならば、日本人が…とか、本場アメリカで…などという言葉が当たらないほど自然な形での、大リーグ記録達成に思えるのが愉快である。
    
            

「打率を思うと逃げ出したくなる時もある。バッターボックスに入るのがいやになる。だから、打率を考えず、ヒットを1本打ちに行こう…と打席に立つ…」と言う。素人ながら何となく言っている意味が腹にこたえる。

大リーグ記録達成直後のコメント「解放されましたね。人との戦い、争いに終わりを迎えることができた。そこからくる解放感がたまらない。」

1年目。「日米では野球そのものが違うので単純に比較はできないが、日本にいるころから200本が大きな目標でしたから、こちらでも達成できてうれしい」

4年目。シーズン最多記録の258安打 「ぼくの野球人生の中で最高に熱かった。当初は日本でどんなに実績があっても『メジャーをなめるなよ』という感じを受けた。4年たったいま、こんな状況を作れた。野球選手としてこんなにうれしいことはない。(日本記録の210安打した)1994年は怖さを知らないところで、自分の力より大きなものが働いた。今回の記録は自分の技術で残したものなので重みが違う」

まだまだ多くの、奥行きの深い「イチロー語録」があることは皆さんご承知の通りである。
一野球ファンとして、一人のイチローファンとして、改めて脱帽と敬意、そして拍手を贈りたい。
コメント (10)
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