ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

過労死

2008-06-11 11:23:17 | Weblog
毎日日曜日のような生活をしているものには過労死という言葉は時折新聞に出て来る縁のない言葉だと思っていた。
ところが突然本当に身近なところで起こってしまった。
家内の娘程に年の違う友人のご主人が単身赴任先のアパートで亡くなっていたのだ。
それも「最近本当に忙しいらしいから、体には気を付けてもらわないといけないよ」と話した二日後のことだった。
幾ら携帯に電話してもつながらないから不安になって、単身赴任先のアパートへ出向いて発見した。

2階で本を読んでいると、電話をとった家内の声の様子が変で、涙声になっているのが分って、不吉な予感がしてダダッと走りおりると涙を拭きながら頷いていた。
一体何処から???
検屍中の部屋からの悲しい電話だった。

私は時折お茶をのみに来た時に少し話をすることがあるぐらいだけれど、家内から常々いろいろと話を聞かされているからご主人のこと、お子さんのことなどが思い浮かんで、奥さんの驚きに胸が詰まった。

それでも家内は思い直したように立上がって、かえって来るまでに何か食べるものをこしらえて届てやろうと準備を始めていた。
男と違って、女の付き合いは違うなあ、と思った。

両手に抱える程のおにぎりと卵焼きと手掴かみ出来る大きさにしたお煮染めを届けた。

いつも私をボケ老人のように云っている意地悪ばあさんだけど、心根は優しいんだと嬉しかった。