ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

鳶職人 多湖弘明の本を読んで

2014-07-23 09:55:13 | Weblog


鳶職の威勢のいい事は江戸の昔から伝わっている。
纏を振る様子は粋だ。
21世紀も鳶の人がいないと高層ビルも建たない。
この本の著者もあの東北の震災を地上400mで揺れを体験したそうだ。
建築の最前線には何時も鳶の人がいる。
自分は鳶職ではなかったが高所の仕事の指揮監督の経験がある。
40年前地元で一番高い45mのホテルの屋上へ大きな看板を設置した。
この本にあるようなクレーンはなく人力とチルホールという器具を使っての作業だった。
又大きな丸太が撓る1トンもあるものをウインチを使って吊り上げたこともあった。
今は安全第一で大型クレーンを使って作業をしているけれど、
最終段階は人の能力と技術に係っている。
古代の壮大なスケールの建造物を見るとスカイツリーも霞んでしまう。