著者は二宮陸雄さんです。
インスリンの抽出に成功したのは1921年だったとは驚きだ。
糖尿病は紀元前1550年から知られていて最初に書かれた本は、“パピルス・エルベス”であったらしい。
その中に“多尿を追い払う処方”という項目があり、現在の糖尿病の症状の対処法に当たるのではないだろうか。
3500年にもわたる時間と研究者の努力と分析機器の進歩があって現在のインスリンが生まれている。
それにしても電子顕微鏡でないと観察できないような微細なものが人体に欠かせないエネルギーの元になるアミノ酸を???・・・タンパ質????を調節??支配??・・・よくわからないけどインスリンの働きの不思議・・・はまだ解明途中・・人体.生物は幾ら科学が進んでも解き明かせない未知の領域なのだと思う。それでもインスリンを作り出すことが出来て治療は格段に進歩している。自分も少し血糖値が高めで、野菜を食べて、甘いものを控えて、運動をして、少しキツい生活をしている。薬の世話にはなっていない。この本以前に読んだタンパク質の本と同じであまりわからなかった。でも面白かった。