ブログ雑記

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野坂昭如の終戦日記を読む

2020-11-06 00:01:00 | Weblog
野坂昭如の終戦日記を読んだ。昭和5年生まれで10才の年長だ。養父母を失い乳飲み子の妹を抱えていた。食べるものが無く痩せ衰えて死んだ妹を座棺に入れて枝を周りに入れて焼くと骨も残らず少しばかりの灰になっていた、と書かれていた。終戦時の政府、軍、皇室、学者、教育者、市井の人人、作家などの様子が書かれていた。野坂昭如は無頼派、、と思っていたが闇市派だったんだ、と知った。終戦当時5だったから自分も野坂さんほどではないが戦争体験の最後の世代だ。直木賞を受賞した"火垂るの墓“を借り出して来たので読むのが楽しみだ。