ブログ雑記

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mRNAワクチンの衝撃 を読んだ

2022-02-16 22:48:00 | Weblog
mRNAワクチンの開発のドキメンタリー”mRNAワクチンの衝撃“を読み終えたところだ。興奮してドキドキしながら読んだ。ドイツのビオンテックと言う癌のワクチンを開発していた中小企業のトルコ移民の子供で分子生物学者のウール・シャヒンと腫瘍免疫学者のエズレム・テュレジ夫妻のスタートアップ企業の製薬ドキュメントだった。夫のウールは2020年1月24日のネットで、小さく武漢で呼吸器疾患が流行している記事を読んで興味を引かれた。その後あっという間に世界へ拡散したので癌のワクチン作りで学んだDNAからmRNAワクチンを作り出して制圧を目指した。着手して88日目に人体への臨床試験を始めた。ビオンテックはファイザーと組んでこの偉業を成し遂げた。そしてmRNAワクチンは何十年もの癌ワクチン追及過程の成果だと思う。

開発者ウールの口癖はバットマンビギンズの主人公ブルースウエインの
「鍛錬ではない、重要なのは意志だ」のセリフだと、、、
そしてこの成果は開発者2人の人間性が大きな役割を担った、とあった。
大勢の人に読んでもらいたい本だった。正にコロナの渦中に書かれた同時進行の本だった。
世界で1番売れた薬になるらしい。それにしてもワクチン開発は研究の困難さと同時に資金確保や行政手続きに時間がかかるものだと知った。それにしてもこのワクチンが世界を救っている。