ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

平泉へ(1)

2007-06-28 10:52:45 | Weblog
盛岡より各駅停車に乗る。
1時間余り掛かり思ったよりも遠かった。
それでも入れ代わり色々な人が乗り降りして楽しかった。
車窓から見える風景をぼんやりと眺めるのも旅の醍醐味の一つで、大好きだ。
家内が急にカメラを取り出して盛んにシャッターを切った。
レンズの方向には農協のサイロがあって、宮沢賢治が描かれていた。
この地方は彼のふるさとで、そして宮沢賢治は今も尚この地方の人々の心のふるさとなのだろう。

平泉駅に到着。
降りたのは私たち二人だったように思った。
荷物を引きずるようにして跨線橋を渡った。
改札口を出ても人は本当にまばらだった。
予想とは大違いだったが最近整備されたのか、駅前は整然としていた。
駅の片隅に義経の北の方の牛車が復元展示されていて義経ゆかりの街をPRしていた。

昼を過ぎていたので先ず腹ごしらえをして観光することに決定。
駅前の日本そば屋へ入った。
メニューを出され逡巡していると、「お客さん、椀子そば如何ですか?」と勧められた。だが盛岡の有名なお蕎麦屋で、掛声に合わせて次々と繰り出される様子を見ていたものだから、どうしよう、と考えていると「ここでは お盆で出しますから、ゆっくりと食べれます」と云われ、「それじゃあ 椀子そばを」と注文してしまった。
出された蕎麦は12椀並べた盆が二段になっていた。
家内と顔を見合わせて、「この量ならいける」呟きあって食べ始めた。
最初のお盆はあっという間に食べてしまったが、次からは中々すすまない。
家内は頑張ったが20椀でギブアップ。
私は自分の分を完食して、残っていたものも食べて28椀。満足した。

盛岡で大学生に尋ねると、「今30杯です 100杯を目指します」と答えてくれた。
こう云った大食いは若い時でないと無理だ。

駅前から名所巡りのバスに乗った。
10分程で中尊寺へ着いた。
車やバスのツアーが主流だから駐車場には沢山車が止まっていた。
矢張り有名な観光地だった。

参道入口に立って驚いた。
金色堂800メートルの表示といきなりのきつい坂だ。
左側に杭を打ってロープが張ってあった。
安全のため握って上がり下りする為のものらしかった。

(2)へ続く


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