初句会「白菜」 漬物を詠んだ句のうちのひとつです
漬物の樽が身近にある暮らし。土間といってわからない子どもたちも多いことでしょうね。
作者童子さんは
「子供の頃、毎冬母の手伝いで白菜を漬けておりました。手が切れるくらい冷たくて、大嫌いな作業でした。そして白菜のお漬物は黄色いトコが大好きでした。今も笑」
と句に添えてくださいました。。
いただいたコメントです。
須美さん:土間上座鎮座してがユーモラス。白菜漬けの樽が並ぶ様子が目に浮かびます。
能登さん:白菜の漬物は場所も取り、主役級の存在感。でもまた、あのおいしい白菜漬けを食べたい。
泉さん:土間にいかにもどっかりと座をしめている感じがする。
亜子さん:作者のふるさとは広い土間のあるお家だったでしょうか。大きな樽が目に浮かびます。
御影石は七キロ白菜漬ける 千香子
千香子さんもご自分でお漬物をつけていらっしゃるのでしょうね。
泉さんは「 漬物石は大変重いが重いほど 美味しく仕上がる」とコメントしています。
童子さんの句に私も一票投じましたが
樽土間上座鎮座して という重厚な言葉選びの語呂が良く、句の中で漬物石のような役割をしているように思いました。
郁子