575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

冷やかや庵(いお)の光は手をふれて  遅足

2015年10月31日 | Weblog
京都の将軍塚に行ってみました。
青龍殿の大舞台からは上京が一望の絶景でした。
この舞台にガラスの茶室があります。
作者は吉岡徳仁さんとか。
京都とフィレンツェの姉妹都市提携50周年を記念して作られたもの。
柱を除いて、床・窓・壁・る屋根はガラス。まるで温室です。
きっと冬でもお日様があればポカポカでしょうね。
「光庵」と名付けられた茶室。
面白いですが、居心地はどんなものでしょうね?

         

応答の一日一句

  無花果や迷いし末の箸休め      孝

  ワイン煮の無花果われを酔はしめて  亜子

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うぶ毛より光のしずく花薄   能登

2015年10月30日 | Weblog
きれいです、と郁子さん。
きらきら光る繊細なすすきの様子。
光のしずくに惹かれました、と麗子さん。
観察力が光ります、と智恵さん。

句会では「光りのしづく」は、露の玉に宿った光か?
あるいは光そのもののしづくか?が話題に。
読者の想像のままで良いのではないでしょうか。

私は上五の「うぶ毛より」に感心しました。
生れたばかりの赤ちゃんの柔らかな毛。
誕生したばかりの光の赤ちゃんを連想させます。
素晴らしい句です。(遅足)

         

応答の一日一句

  凩や裸木風の中にあり   孝

  凩が螺旋階段駆け上がる  亜子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

博士の愛した朗読会     麗

2015年10月29日 | Weblog
私の好きな小説の一つに、小川洋子さんの「博士の愛した数式」という作品が」あります。
素数の不思議に目覚めたきっかけをくれた作品です。

さて、昨日、郁子さんと一緒に「天才クイズ」の博士の声でおなじみの鎌田吉三郎さんが主催指導されている朗読会の発表会へ行ってきました。

「つくしの会」という中高年の女性の朗読会で今年で42回目。数人で朗読する長編もあれば、300文字小説を朗読したりとさまざまです。
朗読会の醍醐味は、どの作品を選択するかということから始まると思います。
くすっと笑える作品。心にしみる作品。懐かしい郷愁。
皆さんの朗読を聞いていろんな感情がわき上がってきます。
効果音も鎌田さんがドイツで買ってこられたというCDからのものだったりととても凝っていました。
私は、今回初めて知った斉藤洋さんの「七福鳥」という作品が好きになりました。

音だけで頭の中で登場人物や風景を想像する。一人一人が描くものは違うかもしれませんが、そこがまたいいのですね。
天才博士の愛する朗読会、来年はどんな作品に出会えるか楽しみです。そして、腰が曲がってもステージに立ち朗読する女性達の姿に励まされました。


           秋の声朗読会の誘いあり   麗

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すすき穂の揺る毎に涌く隠れんぼ   結宇

2015年10月28日 | Weblog
すすきの揺れる度に、かくれんぼをしてた子供たちが
湧く様に出てくるというか、見えてしまう。
そんな様子を詠ってみました、と作者。

かくれんぼをしたことのない人はいないでしょうね。
町の子でしたから、遊び場はあちこちにあった空地。
夢中になって遊んでいるうちに、時は過ぎ、
家々から「夕ご飯ですよ」と呼ぶ声が・・・
一人また一人と消えて行きます。
ちょっとサミシイ、夕焼けの色。今も脳裏に残っています。(遅足)

      久しぶりに夜には雨。そして


応答の一日一句

  秋焼や一句浮かびて筆を執り  孝

  秋焼や厠に夫の咳払い     亜子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芒野のすすきの中に立つ阿修羅  等

2015年10月27日 | Weblog
古代インドの神だったアスラ。
ある時期から悪者とみなされ、帝釈天と戦って負ける神に。
さらに時代が下がると、両者とも仏教の守護神とされました。
私たちの見る阿修羅は、仏教の守護神となった姿です。

この句は見立ての一句です。
作者は、テレビ局の編成部に勤務していました。
出勤すると各部署からの様々な仕事が机の上に待っています。
まるで、芒原の戦場、芒たちが一斉に押し寄せてくる如く。
阿修羅となって捌いてゆく毎日・・・。

戦いの場を修羅場というのも阿修羅から来ているそうです。

  芒野に阿修羅となって立ちにけり

ですね。ご苦労様でした。(遅足)

         

応答の一日一句

  饒舌の友に頷く月見酒    孝

  誰が決めし国の境や月今宵  亜子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芒原賢治のきつね探しおり  郁子

2015年10月26日 | Weblog
賢治作品にいくつか狐がでますよね。
何となく童話に故郷の雰囲気を覚えます、と結宇さん。

狐の登場する話のひとつは「雪渡り」(ゆきわたり)
狐の幻燈会に招待された兄と妹。
子狐たちの交流を描いた物語です。

もう一つは「土神と狐」(つちがみときつね)
好きな女性(ハンノキ)の前に出ると、ついつい嘘をついてしまう狐。
恋敵の土神。狐への嫉妬に苦しみ、三角関係には悲しい結末が・・・

この地方には、新見南吉の「ごんぎつね」のお話があります。
これも悲しい結末が待っています。

芒原に賢治のきつねを探している・・・
作者は、どんな物語を考えていたのでしょう?(遅足)

         

応答の一日一句

  屋根上ににじり昇りし赤き月   孝

  北設の酒うまきかな月今宵    亜子

(北設は愛知県の奥三河です)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀色の芒の原に吸い込まれ   麗子

2015年10月25日 | Weblog
芒原のなかに分け入って行く・・・
次第に視野が狭まり、芒に飲み込まれていくようです。
私という存在が小さく儚く感ずる瞬間を詠ったのでしょうか。

風があれば、生きているように。
風が死ねば、静かな不安を湛えて。
銀色以外に色のない不思議な世界。
そんな異界に吸い込まれて行く・・・
ちょっと恐いのですが、吸い込まれてみたいとも。

         

応答の一日一句

  節約は名古屋の美徳豊の秋   孝

  満員のバス通過せり豊の秋   亜子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中八は許されないのか?   遅足

2015年10月24日 | Weblog
  
  秋の日や赤子はあくびの宮参り  すみ

穏やかな秋の日に赤ちゃんのあくびがぴったり。
中日新聞の平和の句に推薦したいです、と郁子さん。
赤ちゃんに会いに行く句と迷いましたが、
かわいい欠伸にやられました、と智恵さん。
句会でも、一番票を集めた句です。

詠みあげていただいた時は気が付きませんでしたが中八です。
俳句の入門書では中八は避けるようにと、書いてあります。

  秋の日や赤子あくびの宮参り

と、中七にすることが出来るのでは?という意見。
いや、この句の場合は中八でも良いのでは?という人。

私は賛成派でした。
声にした時、違和感がなかったのは、中八のリズムが、
欠伸ののんびりした感じに合っていたためと思います。

皆さんはどうお考えでしょうか?

         

応答の一日一句

  山紅葉秋に「火」という一字あり   孝

  山紅葉ぐらりケーブル駅に着き    亜子






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月句会の最終結果です。    遅足

2015年10月23日 | Weblog
秋晴れの10月句会。ちょっと寂しい6人でスタート。
最期の15分間、智恵さんが参加してくださいました。
ご覧の結果となりました。

題詠「芒」
①銀色の芒の原に吸い込まれ(麗子)狗子
②芒原賢治のきつね探しおり(郁子)結宇・すみ
③芒野のすすきの中に立つ阿修羅(等)遅足
④すすき穂の揺る毎に涌く隠れんぼ(結宇)すみ
⑤うぶ毛より光のしずく花薄(能登)智恵・麗子・郁子・静荷・等・亜子・立雄
⑥すすき道五島の海の青段段(晴代)能登・結宇・麗子・佐保子・等・亜子
⑦花札に薄のありや勝負時(智恵)郁子・遅足・静荷・狗子・立雄
⑧負われておいでおいでのすすきかな(すみ)結宇・郁子・晴代
⑨尾花やら団子兎に我は酒(立雄)遅足
⑩特急の窓とび去りぬ花芒(佐保子)智恵・亜子
⑪漢消ゆ箱根千石芒原(静荷)能登・晴代
⑫けものの眼光り月下の芒原(亜子)智恵・麗子・佐保子・等・狗子
⑬芒原声をころして見てしまう(遅足)能登
⑭赤錆の鉄路の先は薄原(狗子)佐保子・晴代・静荷・すみ・立雄


自由題  
①黒鍵に小指おとせば秋の薔薇(遅足)能登・郁子・晴代・静荷・すみ・等・狗子・立雄
②きみ今もアランドロンや秋の星(亜子)結宇
③散歩道盗人萩に襲われる(静荷)すみ
④秋の日や赤子はあくびの宮参り(すみ)能登・智恵・郁子・佐保子・遅足・晴代・狗子・亜子・立雄
⑤金木犀の道赤ちゃんに会いに行く(麗子)
⑥迷い道ススメ団栗音たてる(郁子)結宇
⑦墓標かな色なき風の穂高岳(等)麗子
⑧鱗雲師の跡尋ぬ枕かな(結宇)
⑨スカイブルー花に罪なしトリカブト(能登)智恵・静荷・等
⑩村々に守る教会秋高し(晴代)麗子・佐保子・遅足・狗子・立雄
⑪栗の粒口の端溢れるいつつめの癌(智恵)
⑫坂ひろき函館の町空高し(佐保子)智恵・晴代・亜子
⑬明けの月老女に残すいちょうの実(立雄)結宇・遅足
⑭十月のお天気キャスター髪下ろす(狗子)能登・麗子・郁子・佐保子・静荷・すみ・等・亜子


次回は11月18日(水)午後1時   東鮨
題詠は「七五三」です。

            

応答の一日一句

  虎河豚や腹の立つこと多すぎて   孝

  虎河豚やふくれっ面の涙あと    亜子




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

句会欠席して    麗

2015年10月22日 | Weblog
連日、夏日を記録する名古屋。一番いい季節なのに昨日は体調不良で欠席。残念でした。
郁子さんもお休みということで句会の開かれている時間にメールがありました。
「今頃、句会の真っ最中ですね」
「郁子さんの句は、うぶ毛より光のしずく花薄ですか?」
「違います。賢治の句です。」
「麗子さんのは?」
「銀色の~です。」
などなど、参加できないので詠み人あてなどしておりました。

さて、一日家にいたのでEテレの「NHK俳句」を偶然見ました。
司会がエッセイストの岸本葉子さんに変わっておられました。
私が大学生の頃、岸本さんの「クリスタルはきらいよ」という就職活動体験談の本が売れていました。
私もしっかり読んでおりました。
思えばあの頃は「就活」などという言葉もありませんでしたね。
その後も岸本さんのエッセイを時々読んでおり、癌を患われたことも知っておりましたが、
まさか俳句の番組を担当されているとは知りませんでした。

お題は「障子貼る」というクラシカルな季語。選者の先生が、類想句の湖とおっしゃり、
飼い猫のために、少し障子の貼り替えを開けておくという俳句がいかに多かったかとお話になっていました。

そんな中でも選ばれたのは「ひと枡は三毛の蔀戸(しとみど)障子貼る」という名古屋の方の俳句。
蔀戸という言葉遣いが活きているとの解説でした。

うーん。やはりプロの解説は説得力があるな~と勉強になりました。
句会には出られなかったけどちょっと俳句の勉強をした午後でした。
夜に結果が遅足さんから送られて来ました。まだまだ勉強が必要と反省しました。(笑)

     まだ何かに選ばれることを期待している   又吉直樹



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10月句会の投句が集まりました。    遅足

2015年10月21日 | Weblog
秋晴れの続く日々です。
少しづつ冬にむかっているようにも。
さまざまな芒の句が集まりました。
句会の風はどの句に集まるのでしょうか?

題詠「芒」
①銀色の芒の原に吸い込まれ
②芒原賢治のきつね探しおり
③芒野のすすきの中に立つ阿修羅
④すすき穂の揺る毎に涌く隠れんぼ
⑤うぶ毛より光のしずく花薄
⑥すすき道五島の海の青段段
⑦花札に薄のありや勝負時
⑧負われておいでおいでのすすきかな
⑨尾花やら団子兎に我は酒
⑩特急の窓とび去りぬ花芒
⑪漢消ゆ箱根千石芒原
⑫けものの眼光り月下の芒原
⑬芒原声をころして見てしまう
⑭赤錆の鉄路の先は薄原

自由題  
①黒鍵に小指おとせば秋の薔薇
②きみ今もアランドロンや秋の星
③散歩道盗人萩に襲われる
④秋の日や赤子はあくびの宮参り
⑤金木犀の道赤ちゃんに会いに行く
⑥迷い道ススメ団栗音たてる
⑦墓標かな色なき風の穂高岳
⑧鱗雲師の跡尋ぬ枕かな
⑨スカイブルー花に罪なしトリカブト
⑩村々に守る教会秋高し
⑪栗の粒口の端溢れるいつつめの癌
⑫坂ひろき函館の町空高し
⑬明けの月老女に残すいちょうの実
⑭十月のお天気キャスター髪下ろす

        

応答の一日一句

  遮断機の下りた踏切金木犀   孝
 
  地下街に零れておりぬ金木犀  亜子






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月光の打ち寄するなり石仏   加藤かな文

2015年10月20日 | Weblog
一面の芒原。風にゆれる穂が白く波打っています。
それを、月の光が打ち寄せている、と見立てました。
道の片隅には、石仏。お地蔵さまでしょうか。
月光の波しぶきを浴びていらっしゃるようです。
絵のように、いや絵以上に、イメージの鮮明な句です。
言葉で写生するとは、こういう句の事をいうのでしょうね。(遅足)

作者は、1961年愛知県生まれ。「家」代表です。

          

応答の一日一句

  揺れる燈の読経の如し万燈会  孝

  わが抱きし骨は煙に万燈会   亜子



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希望があれば・・・     遅足

2015年10月19日 | Weblog
岩波新書の『生きて帰ってきた男ーある日本兵の戦争と戦後ー』を読みました。

この日本兵は、著者・小熊英二さんの父、謙二さん。
謙二さんは、大正14年生まれ。
東京で小さな商店を営む祖父の手で育てられます。
中学を卒業して就職。19歳の時に召集。満州へ送られて敗戦。
内地へ帰れると思った列車はシベリアへ。3年の抑留生活。

帰国してからも職を流転の人生、25歳の時に結核に。
療養所を退所した時は30歳。戦争と結核の20代でした。

この後も職を転々と変わります。そしてスポーツ用品店に就職。
折からの高度経済成長にのって、やがて自分の店を持ちました。

引退後は、アムネステイ・インターナショナルの会員。
「不戦兵士の会」への参加。戦後補償訴訟などの活動。
また、地域の自然保護活動などにも関わっていらした方です。

20世紀の日本の生き証人。著者は、最期に、こう問いかけます。
「未来がまったく見えない時に何が一番大切?」
しばらく考えたあとの答え。
「希望だ。それがあれば人間は生きてゆける」

              

シベリア送りになるとは思わず、列車に揺られて行った兵士たち。
人間は、最悪の状況でも希望的観測を持つものでしょうか。
人はなぜ希望を持てるのか?考えてしまいました。

私たちが娯楽として楽しんでいるドラマ、映画、小説など・・・
様々なバリエーションがありますが、結末はハッピーエンドです。
物語の底を流れているのは、同じメッセージです。
希望を持て。明日は良いことがある、と。

子供の頃から、無意識のうちに刷り込まれているもの。
これが危機的な状況の中で蘇ってくるのでしょうか?

人間がこころというものに目覚めたのは数千年前。
心を持つことの副作用も生じました。時には殺人といった暴走も。
その処方箋として登場したのが宗教。
釈迦や孔子は心をコントロールする術を説きました。
宗教が力を失った現代、代わりをつとめているのが
映画やテレビなどのエンターティメントではないでしょうか。

応答の一日一句

  銃口は国境に向く無月かな   孝

  子を想ふ二十四年の無月かな  亜子




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビンゴーの声あがりたる秋祭   遅足

2015年10月18日 | Weblog
今日は町内の秋祭。雲一つない晴天に恵まれました。
朝8時半から公園に机や椅子運んで会場の準備。
万国旗を張り巡らして、気分を盛り上げます。
子供たちが獅子頭を担いで八幡宮へ。
お米のあたるくじ引き、子供会と大人のビンゴゲーム、
AEDの講習・・・盛りだくさんのお祭りでした。
新しく引っ越してくる方もあり、子供の数が増えています。
子供たちの歓声が秋の空に・・・
午後3時に、無事秋祭りは終了。ひさしぶりに汗を流しました。

         

応答の一日一句

  筆柿や朱筆入れゐし校正紙   孝

  筆柿や母代筆の父の文     亜子

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

門燈のなお灯りたる秋の果   遅足

2015年10月17日 | Weblog
朝の散歩の風景です。
明るくなっても点いている門燈。
昔は、朝起きて消していました。
遅くまで点いていると、あの家は朝寝坊と。

今はセンサーが自動的に感知して消してくれます。
しかし、かなり明るくなっても点いている家も。
明るくなっても、門燈の灯が消えない家。
清少納言だったらどう言ったでしょうね。

伴侶を亡くした方たちにお話をうかがった時、
多くの方が、灯のない家に帰る淋しさを。
秋の夕暮れは、只でさえ淋しくなります。
まして晩秋。秋の果。どこか終末観がただよっています。

   天気予報はですが、今は 

応答の一日一句

  秋の燈や買い置きし書の積しまま  孝

  秋の燈や祇園茶屋街小盛り塩    亜子

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする