異例の早さの梅雨明け、そして耐え難い猛暑となっています。紫陽花もこの猛暑でひからびて来た感じです。皆さま、水分とって熱中症にご注意くださいね。
さて、高得点を獲得した須美さんの美しい句。「花手水というものを知りました。色鮮やかな紫陽花で埋め尽くされてとても美しいです」とコメントがついていました。
私も最近この「花手水」に出会いました。名古屋の城山八幡宮を訪れた際、手水に色とりどりの花が浮かべられていました。それを花手水というのですね。今流行りの「映える」ようです。紫陽花ならさぞかし、瑞々しく美しいと思いました。さまざまな色を持つ紫陽花の花手水。それを「色集まりて」という言葉で表現されました。上五は切れ字ではなく「紫陽花の」としてもいいかな?と思いました。
では、皆様からの選句コメントです。
郁子さん:手水にお花を浮かべているのでしょうか。それともよくよく見たら紫陽花が映っていたのでしょうか。色とりどりのあじさいの花が印象的に描かれている。
結宇さん: 手水を使おうとしたら、花筏のようになってるといったところでしょうね。
女性の句のようなやさしさを感じます。
泉さん: 私が幼い頃見た紫陽花とは違い、今はいろんな色や形が違い美しい。
遅足さん、佐保子さん、健太さんも採られています。
★★★
コロナ禍で神社の手水も水が使えなかったり、情緒なく細い管から出てきたりと残念に思っていましたが、「花手水」という新しい文化がインスタ映えとともに根づいて来ています。ホテルのロビーなどでも流行っているようです。暑い夏、おうちの中でも花手水を楽しめるといいですね。麗子