575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

南天の花に一雨来ておりぬ    遅足

2009年05月31日 | Weblog
先日来、庭の南天に花が。
小さな蕾が開き始めました。
雨粒よりも小さいくらい。

朝からの雨が南天の花を
濡らしていきました。

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夏木立 O B の球この辺り   朱露

2009年05月31日 | Weblog


      O B は「アウト・オブ・バウンズ」の略。
      ゴルフで指定外域に打ちニ打罰をになる。
      この球を探しに行く不安と確認の惨めさ。
      同伴競技者が探して嬉しそうな声を出す。

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短夜や「心の時代」脳起きる   朱露

2009年05月30日 | Weblog

     「 N H K ラジオ深夜便」一時間対談もの。
     四時から五時までじっと聴き入っている。
     時には双方凄くて起き上がるのもあるし、
     時には途中で切って寝直すのもあったり。

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空木(ウツギ)         草女

2009年05月29日 | Weblog
 5月22日、海上の森のウツギ(おなじみの卯の花である。)は盛りを過ぎていた。この日ホトトギスの声を今シーズン初めて聴き、歌の通りだとおもった。
 ウツギはユキノシタ科ウツギ属の落葉低木で、沖縄以外の全国に生える。枝はす
ぐ芯が空洞になるので空木の名がある。また、旧暦の卯月に咲くので卯の花ともいう。この純白の花は美しく印象深い。さて、枝が中空になったり、白い花が集まって咲いたりする植物に〇〇ウツギと名前がついている。面倒なことに仲間が違うのにウツギと付けられている物が実にたくさんあるのだ。思いつくまま書いてみる。

 ユキノシタ科・・・ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ、バイカウツギ、ノリ
ウツギ、コガクウツギなど
 スイカズラ科・・・タニウツギ、ハコネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ(ア
ベリア)など
 フジウツギ科・・・フジウツギ(ブットレア)など
 ドクウツギ・・・ドクウツギ
 ミツバウツギ科・・・ミツバウツギ
 バラ科・・・コゴメウツギ
  
 まだあると思うが困ったことだ。でも子房の形態が分類の決め手なんて思いもつかない時代には、見かけで名づけるのは当然だったろう。でもこんな風に命名されるととってもややこしいんだ・・・

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5月句会の最終結果です。   遅足

2009年05月28日 | Weblog
立雄さんの選も届いた最終結果です。


題詠「誕生日」

①薔薇あればよし誰も居ぬ誕生日(亜子)愚山・鳥野・愚足・静荷・狗子・立雄
②万緑の石段登る誕生日(麗子)鳥野・童子・愚足・亜子・郁子・結宇・立雄
③母曰く蟻群がった誕生日(朱露)遅足
④窓若葉感謝あらたに誕生日(晴代)
⑤風鈴を鳴らして風の誕生日(能登)鳥野・愚足・遅足・亜子・晴代・麗子・郁子・静荷
⑥夏帽子妻颯爽と誕生日(愚足)亜子・晴代
⑦少年にまっすぐ帰る誕生日(遅足)愚山・朱露・能登・郁子・結宇・狗子  
⑧新茶汲み脳の本読む誕生日(静荷)愚山・朱露・童子・晴代・麗子・狗子・立雄  
⑨若葉裏青虫追うて誕生日(結宇)遅足
⑩誕生日みやげの下駄も蚊帳の中(立雄)能登・童子  
⑪秒針のためらいて過ぐ誕生日(郁子)朱露・能登・結宇・静荷
⑫孫たちに絵本を贈る誕生日(愚山)  
⑬外人とハグが楽しみ誕生日(狗子)麗子

   

自由題

①卯の花や騎馬戦吼えてすぐ崩れ(静荷)鳥野・遅足  
②十薬の早起き競う白さかな(結宇)亜子・晴代・麗子・静荷
③遠き日の白きブラウス青嵐(愚足)朱露・能登・郁子・立雄
④弥勒仏花橘と酔ひにけり(晴代)愚山・鳥野・童子・狗子
⑤かくれ里早苗がそよぐ風渡る(麗子)愚山
⑥子のなみださらう空虚(うつろ)な青葉闇(郁子)
⑦吹き荒れてささくれつつも夏来る(朱露)亜子・結宇・立雄
⑧新茶来て手製の茶碗磨きおり(立雄)愚山・童子・麗子  
⑨鮒の腸近江の春にぬかれけり(遅足)愚足・亜子・晴代・静荷  
⑩硝子戸に新茶入荷の手書き文字(狗子)朱露・鳥野・能登・愚足・遅足・郁子・結宇・立雄
⑪寝仏の寝返り誘ふ若葉風(亜子)朱露・能登・童子・愚足・遅足・晴代・結宇・静荷・狗子  
⑫木下闇息を潜めるのは誰だ(能登)麗子・郁子・狗子
⑬青色に錦の通り衣替え(愚山)

   

次回は6月17日(水)午後6時から。
題詠は「六月」あるいは「水無月」です。




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誕生句会     麗

2009年05月28日 | Weblog
下5に困ったら「誕生日」をつけるといいという
アドバイスのもと、行われた誕生日句会。

いざつけるとなると意外に難しいものでした。
一人の誕生日、旅先の誕生日、誕生日の思い出などいろんな
誕生会が繰り広げられました。人間の誕生日ばかり考えていましたが
そんな中、能登さんの
「風鈴を鳴らして風の誕生日」という生まれたての風を詠んだ句に多くの票が
集まりました。

脳トレブームの裏に隠されている不安感、颯爽と出かける妻の後ろ姿、秒単位の仕事の恐怖、現代の親子関係まで話はふくらみ単なる誕生会に終わらないところが
この句会の面白さでしょうか?
そういえば今日は郁子さんのお誕生日です。お祝いメールを送りました。

     新茶飲みメールを送る誕生日    麗
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もの忘れ忌忌しくも業平忌    朱露

2009年05月27日 | Weblog

  イケ面の在原業平五月二十八日没五十六。
  「水音のどこから夢の業平忌」寺井谷子。
  女流は憧れを詠むがジジイは面白くない。
  五七五に「忌」の字が三つある俳句ダゾ。
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5月句会の句が集まりました。   遅足

2009年05月27日 | Weblog
5月句会の題詠は「誕生日」です。

①薔薇あればよし誰も居ぬ誕生日  
②万緑の石段登る誕生日
③母曰く蟻群がった誕生日
④窓若葉感謝あらたに誕生日
⑤風鈴を鳴らして風の誕生日
⑥夏帽子妻颯爽と誕生日
⑦少年にまっすぐ帰る誕生日  
⑧新茶汲み脳の本読む誕生日  
⑨若葉裏青虫追うて誕生日
⑩誕生日みやげの下駄も蚊帳の中  
⑪秒針のためらいて過ぐ誕生日
⑫孫たちに絵本を贈る誕生日  
⑬外人とハグが楽しみ誕生日

   なかなか力作が揃っています。


自由題

①卯の花や騎馬戦吼えてすぐ崩れ  
②十薬の早起き競う白さかな
③遠き日の白きブラウス青嵐
④弥勒仏花橘と酔ひにけり
⑤かくれ里早苗がそよぐ風渡る
⑥子のなみださらう空虚(うつろ)な青葉闇
⑦吹き荒れてささくれつつも夏来る
⑧新茶来て手製の茶碗磨きおり  
⑨鮒の腸近江の春にぬかれけり  
⑩硝子戸に新茶入荷の手書き文字
⑪寝仏の寝返り誘ふ若葉風  
⑫木下闇息を潜めるのは誰だ
⑬青色に錦の通り衣替え


どんな結果が待っているのでしょうか?楽しみです。

 


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老々3人組   鳥野

2009年05月26日 | Weblog
こないだ、わがネコめがベッドから落ちました。
大笑いの出来事でしたが、最近は体力の衰えが目立ってきました。

高いところが大好きだったのに、敬遠してるし、追っかけっこもしない。

姉貴は後脚が不自由になったのか、お座りなしの立ちション。
そして、とうとう弟君は聴力を失いました。

いよいよ老々介護の開始です。

保護した時のカルテから見れば、21歳と19歳。老化して当然の成り行きです。

  ・ 遅かれ早かれってどれほどのこと? 二十歳の猫は風を聞いてる

  ・ 鈍色の鰯雲をただ仰ぎ老い猫深く息吐きており

                       鳥野
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一茶の頬杖           愚足

2009年05月25日 | Weblog
 遅足さんが、青木村郷土美術館の俳人・栗林一石路について書いていたのを見て、あらためて信州には俳人が多いと思わされた。
 今回連れ合いの植物観察旅行のアッシー君に嵌められて急きょ信州へ行かざるを得なくなった。アッシーだけでは癪なので帰路、信州最大の俳人一茶を訪ねることにした。長年の謎を確認したかったからである
 もう十年以上前、小林一茶記念館に立ち寄ったのだが、そのころは俳句に今ほどの興味もなく、観光スポットとして見て回ったのだが、一つだけハタと納得したことがあった。
 それは「頬杖」である。頬杖というものは腕を折肘を机上に乗せて手のひらで顔を支えるポースだと思い込んでいたのだが、「一茶記念館」の一茶の座像がほんとうに「頬杖」という杖で顔を支えていたので仰天した。ここで一茶について学んだのはそれだけであった。
 帰って職場の仲間や友人に「頬杖」という杖は本当にある。そういっても皆半信半疑の顔をする。悔しくてならない。

 今回はどんなことがあっても真相を解明し友人にメールしようと思う。
 では、行ってきます。

★添付の肖像が持っているのは「頬杖」ではなさそうだが。
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栗林一石路、今日亡くなる   遅足  

2009年05月24日 | Weblog
先日、信州に旅をしてきました。
目的は修那羅峠。途中、青木村の大法寺に立ち寄りました。
国宝の三重塔を見ていたら、境内に青木村郷土美術館が・・・
覗いてみたら、たまたま、ここ青木村が俳人・栗林一石路の故郷。
最近、寄贈された資料が展示されていました。
さらに館長さんが説明して下さる時間になって・・・
ついつい1時間以上もお話をお聞きしました。

栗林一石路は、明治27年の生まれ、5歳の時に父がなくなります。
母が再婚、栗林姓になります。
青木小学校を卒業後、農民として田畑を耕していました。
東京に出ていた兄が送ってくれた荻原井泉水の「層雲」を読んで
自由律俳句に共感して投稿します。
20歳の時に詠んだ句

  母に代りて米を磨ぎしより二度の三日月
  
お母さんは病弱だったようです。
24歳の時、弟が亡くなります。

  ついにたうべず逝きしままの林檎
  死ぬ日近きに弟よ銭のこといえり

同じ年、恋に落ちます。

  まいにち通る先生に村の山は枯れ
  ふるさとの月に先生と影をならべ据え

相手は、青木小学校に赴任してきた斉藤たけじさん。
小学校の同窓会報の編集に携わっていたことから知り合い、
一石路は、ハイネの詩集をたけじさんに送っています。
2年後の結婚。

  妻よさびしき顔あげてみるか夕空

一石路は、東京に出る決心をかため、27歳の時、単身上京します。
そして関東大震災に遭遇します。

  あな東京が燃えているくらがりの虫

この震災は結果的には栗林一石路に仕事を与えることになります。
雑誌「改造」の編集者への道が開けたのです。
妻も上京、先生となって家庭を支えます。
そして33歳の時に同盟通信社に入社、
ジャーナリストになりたいという夢を実現させます。
俳句のほうも、37歳の時に「層雲」をやめ
プリレタリア俳句運動を興すことになります。

  冬空のビルデングの資本の攻勢を見よ
  働いてきてぬいだままの服がかけてあって死んでいた
  
そして日中戦争の始まる前年の句

  どれにも日本が正しくて夕刊がばたばたたたまれてゆく

12年の句

  大砲が巨きな口あけて俺にむいている初刷
  はげしい感情を戦争へゆく君に笑っている

そして13年には中国戦線を取材。

  妻も子も万歳もなくくたくたに荷をかついでくる
  国をうしなうた顔が道の端をはだしでくる

昭和16年、47歳の時、治安維持法違反で逮捕され、入獄。

  未決囚の妻として炎天をきてひたと
  
3年後の転向して出獄。
(同盟通信社は一石路を解雇せず、給料は払っていたそうです。)

昭和20年、敗戦。蓼科で開拓に携わっていました。

  みことのりかしこきわれは大根蒔く

同盟通信社は解散、一石路は、あたらしく新聞「民報」を設立
編集長となります。
21年には、俳句誌「俳句人」創刊。
皇紀2600年を賛美した句をつくったことなどを挙げて
自らの戦争責任を反省しています。

しかし23年には、GHQの用紙統制によって廃刊。
以後、俳句活動に専念します。

  メーデー歌口紅ぬれて美しき

昭和24年、妻が急死。配給の芋が腐っていたので、
交換に戻った時のことでした。

  死にゆく妻の足のうらのよごれ拭いてやる
  死ぬなよ妻よもういも負わせぬ世にするに
  
昭和36年5月25日、67歳で亡くなります。

  わが庭に声ごえ高し冬木の子ら



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紫蘇生姜葱抜き駄句る冷や素麺   朱露

2009年05月24日 | Weblog

     「駄句る」は「駄句を作る」と広辞苑。
     蕎麦を食べる俗語「たぐる」をもじる。
     真っ当な素麺食いは紫蘇生姜葱抜きさ。
     死ぬ前に一度そいつら入れて食いてえ。

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なんでしょう?   角寿

2009年05月23日 | Weblog
柿の写真を撮っていたら、
こんなものを見つけました。

楓(もみじ)の幹にできていた苔です。
柔らかくて、中華に入っているキクラゲみたいです。

   

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筍がひたすら邪魔な庭もどき   朱露

2009年05月23日 | Weblog

     竹はタケ群とササ群の二種類だそうで。
     この時期ササ群の筍どもに悩まされる。
     猫額の庭をヒタヒタと浸食するササ群。
     筍を毟り取るだけで解決になってない。


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柿通信    角寿

2009年05月22日 | Weblog
柿の花、1週間見ぬうちに、
時期を過ぎてしまったようです。
まだ白いものもありますが。
茶色になったものが見られます。
ミツバチが、中をのぞいていました。
一寸小さくて、見にくいですが。

   
 
写真、ありがとうございます。
茶色の蕾の真ん中が蜂です、
写真をクリックして見て下さい。遅足

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