あまりの暑さにタイトルに惹かれて読んだ沢木耕太郎の「凍」。
読み進めていくとなんと先日テレビで見たばかりの登山家夫婦の話でした。
各局のドキュメンタリー番組ばかりを集めたザ・ベストテレビで紹介された
「夫婦で挑んだ白夜の大岸壁」。
その夫婦とはクライマーの山野井泰史・妙子夫妻。この夫婦は数年前
ヒマラヤのギャチュンカンという8000メートル級の登山でなだれに巻き込まれ奥さんは20本のうち18本の指を失い(両手はすべて)泰史氏もほとんどの指を失っていました。
そんな二人が再挑戦として選んだ場所がグリーンランドの1300メートルの大岸壁クライム。
映像を見てなぜこんなにまでして山に登るのかわからないままでした。
でも本を読んでこの二人の思いが少しわかりました。
つきなみだけど「本当に山が好き」なのだと。
本ではその指を失った過酷な登攀の様子と下山までの極限の記録が生々しく
暑さを忘れ一晩で読み上げてしまいました。
以前、宮本輝氏が「私は50歳を超えた人の情熱しか信じない」
と言っていたことが思い出されました。
妙子夫人は51歳です。
夏バテ気味の夜にお勧めの一冊です。
読み進めていくとなんと先日テレビで見たばかりの登山家夫婦の話でした。
各局のドキュメンタリー番組ばかりを集めたザ・ベストテレビで紹介された
「夫婦で挑んだ白夜の大岸壁」。
その夫婦とはクライマーの山野井泰史・妙子夫妻。この夫婦は数年前
ヒマラヤのギャチュンカンという8000メートル級の登山でなだれに巻き込まれ奥さんは20本のうち18本の指を失い(両手はすべて)泰史氏もほとんどの指を失っていました。
そんな二人が再挑戦として選んだ場所がグリーンランドの1300メートルの大岸壁クライム。
映像を見てなぜこんなにまでして山に登るのかわからないままでした。
でも本を読んでこの二人の思いが少しわかりました。
つきなみだけど「本当に山が好き」なのだと。
本ではその指を失った過酷な登攀の様子と下山までの極限の記録が生々しく
暑さを忘れ一晩で読み上げてしまいました。
以前、宮本輝氏が「私は50歳を超えた人の情熱しか信じない」
と言っていたことが思い出されました。
妙子夫人は51歳です。
夏バテ気味の夜にお勧めの一冊です。