575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

宵祭り異変   鳥野

2015年06月30日 | Weblog
吾が住む町の氏神さまは宗像神社。本宮は、
福岡県玄海町にあって、厳しい戒律に守ら
れておられます。
日本書紀にも備後風土記にも載っており、
お社は全国に7000余。海運の守護神と
崇められています。
例祭は6月半ば。境内には夏越しのお祓い
の茅の輪くぐりや、人代流しも用意されて
います。
 ところが、最近どうしたことか、このお
祭りの沿道が若者たちに大人気。
 浴衣姿の娘さんが押すな押すな。歩道の
両側には露店がびっしり。とても真っ直ぐ
には歩けません。担当の名古屋西署は警備
と交通整理に大童です。
それに比べて、神社の境内は閑散。地元の
家族連れが、ゆったりと茅の輪をくぐって
おられました。

 ・ 氏神の黙して在す宵祭り 鳥野

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父の日の髪調えて洗いけり   立雄

2015年06月29日 | Weblog
男性の髪洗う句は、珍しいと思います。
父の日と髪洗う、を取り合わせ一句を成り立たせています。
孫たちも集まる父の日を前に髪を調え、洗いました。
背筋のシャンとしたお祖父さんの姿が浮かんできます。
お孫さんたちには甘いかな?

わが家は頭の薄くなる家系。
中年を過ぎたころから雨の降りだすのがよく分かるように。
私と末の弟は額から。上の弟は天頂から。

作者にはそんな苦労はありません。
ふさふさとした頭髪。羨ましい。(遅足)

  六月の手応えうすき髪洗ふ  久野兆子

六月が効いていますね。

          

応答の一日一句。

  梅雨曇菜切り包丁錆の色    孝

  度のずれた老眼鏡や梅雨曇り  亜子

(最近になって父の日のプレゼントがもらえるように。
嬉しいものですね。髪は洗いませんでしたが・・・)



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婚姻のととのいてゆく洗い髪   遅足

2015年06月28日 | Weblog
  木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな

前田夕暮の歌です。結婚・・、男性には、ただただ待ち遠しいこと。
女性にとってはどうでしょう?
結婚が家と家との結びつきとされていた時代。
お見合いから、結納へと儀式は着々と整っていきます。
結婚と決めてよかったのだろうか?
プラス・マイナスで心が揺れています。
そんな女性の心理を洗い髪に託してみました。
小林古径の「髪」という絵に触発された句です。

            

応答の一日一句。

  緑陰や彼方の日差しベビーカー  孝

  緑陰や乳房含みて眠りゐる    亜子

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髪洗ひ古径の女毅然たり   佐保子

2015年06月27日 | Weblog
小林古径は新潟県の高田(現上越市)生まれの日本画家。
この句は彼の代表作の「髪」を詠んだもの。
切手にもなった絵で、2002年には重要文化財に。

洗い髪の姉。後ろからその髪を梳いている妹。
長い髪の姉、断髪の妹、と対照的な姉妹。
姉は上半身、裸ですが、官能的ではなく健康的な美しさ。
和の空間に裸婦が受け入れられるのか?
昭和初期という時期を考えると大きなチャレンジです。
そして見事に成功しています。まさに「毅然たる」裸婦です。(遅足)

           

応答の一日一句

  夏木立ホームレスらのシャツ干され   孝

  曽良連れて見上げ給ひし夏木立     亜子

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髪洗ふ機銃掃射の夢覚めて  亜子

2015年06月26日 | Weblog
運動場で敵機に追われて、怖い思い出、と鳥野さん。

小學校の低学年だった時、お母さんと一緒に下校。
途中で米軍艦載機の機銃掃射に・・・
「動いてはいけない」と草陰に隠れました。
そんな怖い思い出は、心の奥にしまったまま。
しかし今、語らねば、の想い。
石になっていた一人の少女が語りはじめました。

           

応答の一日一句

  ハンカチを握り歯科医の椅子に座す   孝

  指揮棒をおきてハンカチ取り出せり   亜子

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片岡球子展     麗

2015年06月25日 | Weblog
愛知県美術館で現在開催中の片岡球子展に行ってきました。生誕110年の記念の展覧会です。愛知県とも大変ゆかりのある日本画家、片岡球子。愛知県立芸術大学の先生でもありました。

展覧会は一言、「圧巻」でした。

歴史上の人物を独特の画風で描いた面構シリーズが有名ですが、私は火山シリーズが大好きです。
圧倒されたのは1964年にかかれた「山」(富士山)。259センチ×182センチの大作。
青や白、赤色でとらえた荒ぶる大胆な富士山。そのあふれるエネルギーは絵画とは思えないほどの力強さがあります。

その富士山を真ん中にして、噴煙をあげる赤い「浅間山」、緑が印象的な「伊豆風景」。美術館の壁一面をこの三枚の大作が展示されており、しばらく動けず見入ってしまいました。ぜひ、ご自身の目で見てそのパワーを感じて欲しいです。元気がでますよ!

火山のエネルギーはきっと片岡さんの中にも流れていたはず。100歳を超えても愛知県立芸術大学へご自宅の神奈川県藤沢から指導に通われたこと。死ぬまで勉強とおしゃっていたこと。下手でも毎日続けること。テーマを次々と追求されるその真摯な姿に頭が下がりました。丁寧なスケッチブックなど貴重な資料もたくさん展示されています。果てしない創作の魂。ライフワークをもつすばらしさ。色々感じられる展覧会です。

7月26日まで開催されていますのでぜひご覧下さいね。2008年に103歳で亡くなられた球子先生から喝を入れてもらえること間違いなしです。


      梅雨晴れ間展覧会のエネルギー   麗

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髪洗う森のニンフに月明かり   郁子

2015年06月24日 | Weblog
メルヘンです、と智恵さん。

髪洗う、で思いだすイメージは浮世絵、そしておとぎ話の妖精。
ニンフの句にしました、と作者。
髪を洗うニンフを見ているのは誰でしょう?おとぎ話なら主人公。
この句の場合はお月様でしょうか・・・

髪を洗っているところは、ほかの人には見せたくないのか?
あるいは気にしないのか?句会では意見が分かれました。

ニンフが髪を洗っている場所は安心できる場所。
お月様しか見ているものがいないだからでしょうね。
この句、どこか秘密を覘くようなニュアンスも感じられます。

  髪洗ふ月下のいまは雫の木  小檜山繁子

            時々    

応答の一日一句

  友逝くの風の便りや遠花火    孝

  忍び逢ふいつものベンチ遠花火  亜子
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平和の俳句    鳥野

2015年06月23日 | Weblog
既にご存知の方も多いと思います。
中日新聞が、戦後70年となる今年の1月1日
から始めた「平和の俳句」が「みなづき賞」を
受賞しました。
朝刊1面の左肩という、目立つ位置に1年間、
平和への思いを込めた投稿俳句を、掲載し続
けようという企画。
「みなづき賞」とは、実力派の俳人方の集ま
りの「件の会」が、すぐれた研究や出版物な
どに贈る賞。
受賞者は選者の2人の先生と、新聞社ですが、
主役は、投句した読者。
7歳から92歳まで、3万句が寄せられてい
るとのことです。

早いもので、今年も半分がすぎました。あと
半年、平和を希求する熱い思いに、触れさせ
ていただきましょう。

 ・ 師団あとに群れ建つマンション草いきれ
                
                鳥野


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少女らの戦地忘れじ髪洗ふ   晴代

2015年06月22日 | Weblog

シャンプーは無い、時間も無い。平和でこその洗髪、と鳥野さん。
70年前、沖縄で地上戦の行われたのが6月。
少女たちも最前線に。血と汗の戦場。
髪を洗いたいと思っても、意のままには。
髪をあらいながら、平和こそ大切と思うこの頃です、と作者。

20万人の命を失われた沖縄戦は一般住民が地上戦を体験した戦争。
戦死者のうち、約半数が県民や子供です。
沖縄防衛にあたった牛島満中将が糸満の摩文仁で自決したのが6月23日。
この日が沖縄慰霊の日とされています。

            

応答の一日一句

  甚平の屋根神目指す梯子かな   孝

  甚平に通す手足や病み上がり   亜子

今日は22日は夏至。
スペインのテレビは「今日から夏です」と報じていました。
ストーンサークルからの日の出を見る人々。
海水浴を楽しむ人々が紹介されていました。
日本の夏は暦の上では5月ですが、実感は湧かないですね。(遅足)

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青春は真っ直ぐに髪洗ひし娘(こ)   等

2015年06月21日 | Weblog

自然はすべて曲線から出来ており、直線は人間のつくったものだけ。
そんな人間が真っ直ぐな時があります。それが青春です。

この句のキイワードは「真っ直ぐに」
真っ直ぐに髪を洗うとは言いません。
しかし、それを青春は真っ直ぐ、そんな真っ直ぐな生きかたで髪も洗う、と
断定されると、不思議に納得してしまいます。

髪を洗った娘さんを目にして青春を感じ取った作者。
自分の青春時代をも思いだしているのかも知れません。(遅足)

  泣きじやくりして髪洗ふ娘かな   高浜虚子

            

応答の一日一句

  梅雨空や分厚き国語大辞典    孝

  梅雨空や日に一度乗る体重計   亜子


 

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噴き出でて忍野(おしの)の水となりにけり   遅足

2015年06月20日 | Weblog

富士山に降った雨の一部は地中に沁みこんでいます。
地下の水は、麓まで下がって、地表に噴きだしてきます。
どの位の時間がかかるのでしょう・・・

そうした湧水のなかでも有名なのが忍野八海(おしのはっかい)。
昔は大きな宇津湖があり、その後干上がったとか。
八つの湧き水があり、写真は、そのなかでも一番人気の湧池。
一口飲んでみました。柔らかな味でした。

江戸時代には富士山登山が大衆化。
信者たちは、忍野八海で水垢離をして山頂を目指したそうです。
ここも、今は、中国人観光客でにぎわっています。

            

応答の一日一句

  伝承の「闇(くらがり)心中」木下闇   孝

  石段の手強い傾斜木下闇         亜子

 

 

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6月句会の最終結果です。    遅足

2015年06月19日 | Weblog

句会には9人の出席。立雄さんの選句を頂きまいした。

題詠「髪洗う」
①青春は真っ直ぐに髪洗ひし娘(こ)(等)
②少女らの戦地忘れじ髪洗ふ(晴代)佐保子・能登・鳥野・亜子・すみ
③髪洗う森のニンフに月明かり(郁子)能登・智恵・狗子
④髪洗ふ機銃掃射の夢覚めて(亜子)鳥野・等・郁子
⑤髪洗ひ古径の女毅然たり(佐保子)狗子
⑥父の日の髪調えて洗いけり(立雄)遅足・麗子
⑦婚姻のととのいてゆく洗い髪(遅足)佐保子・静荷
⑧昨日は昨日今日は良き日と髪洗う(静荷)鳥野・智恵・麗子・立雄
⑨大仕事終えて安堵の髪洗う(麗子)佐保子・晴代・亜子・すみ・狗子・静荷・立雄
⑩洗い髪小首なま足夢の跡(智恵)晴代
⑪無骨な手赤子を抱き髪洗う(すみ)能登・遅足・等・亜子・麗子・静荷・立雄
⑫初恋の想いしたたる洗い髪(能登)等・郁子
⑬善人は地獄の釜で髪洗う(狗子)智恵・遅足・すみ・郁子・晴代

自由題    
①枇杷の実のつるりとむけて明日は晴(静荷)能登・鳥野・智恵・遅足・すみ・麗子
②雨上がり我を迎える戸口の蚊(立雄)智恵・亜子・すみ・狗子・静荷
③先導の声うらがえる神輿かな(遅足)亜子・狗子・郁子・静荷・立雄
④大花火この世で逢へぬ人に逢ひ(亜子)鳥野・晴代・立雄
⑤降り明かし朝日まぶしき青葉風(佐保子)
⑥青梅雨や蓮池までの散歩道(麗子)佐保子・遅足・郁子・立雄
⑦匙置きて箸に崩せし冷奴(智恵)晴代
⑧見舞い終え外は眩しき青葉かな(すみ)佐保子・能登・麗子
⑨紫陽花の咲いてポップなパステル画(郁子)亜子・狗子
⑩夢魔に来て逃げ惑ひをり汗の午後(等)遅足
⑪黒潮の色縞にして鰹かな(晴代)鳥野・智恵・等・すみ・麗子・郁子
⑫雲の峰ソフトクリーム溶けちゃった(能登)等・静荷
⑬笹百合の異界に入る道しるべ(狗子)佐保子・能登・等・晴代

次回は7月15日(水)午後1時より 東鮨です。
題詠は「噴水」です。

              

応答の一日一句

  ゆるゆると歯医者に向かふ梅雨晴間    孝

  勝ち唄の頬に国旗や梅雨晴間       亜子

 

  

 

 

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洗い髪句会    麗

2015年06月18日 | Weblog

昨日の句会。兼題は「髪洗う」。男女の身体的感覚や精神性の違いが浮き堀りになって面白かったですね。髪は女の命?長い友達ですね。

では句会の講評をざっくりと。

1,青春まっさかりの娘さんが髪を洗ってドカドカと作者の書斎に現れたそう。奥様が髪を乾かす姿は見たことがないのに。

2,6月の沖縄の戦地。乙女たちはさぞや、髪を洗いたかったことでしょう。髪の洗える今の幸せ、平和のありがたさをかみしめる一句。

3,ギリシャ神話の絵画のよう。ニンフを見ているのは誰か。月がニンフを見ている。決してオオカミではありません。

4,70年前の怖い思いを今、なぜか夢に見ることが多いそうです。

5、小林古径の「髪」という絵画から。スマホで絵を鑑賞しました。髪をとかしてもらっているのでね。上半身は裸です。

6,父の日に髪を洗うお父さん。お子さんやお孫さんが来て下さるのでしょう。

7,「ととのいてゆく」がいいですね。覚悟を決めて嫁ぐ昔の婚礼事情。

8,この気持ち、よくわかります。すべてを洗い流してまた今日という新たな日に向かいます。

9,肉体的、精神的にも疲れた大仕事が終わったと解釈してくださいました。私の場合、去年の夏の手術のあとやっと髪が洗えた喜びを詠みました。私にとっての大仕事でした。

10,昔のご自分のことを詠まれたのでしょうか?

11,おそるおそる赤ちゃんをお風呂に入れるイクメンパパ。耳に水が入らないように思わず力が入ります。

12,淡い瑞々しい少女の初恋。「したたる」は初恋にも洗い髪にもかかるのでしょう。

13,キリスト教から親鸞の教えまで飛び出す宗教観あふれるユニークなしかし深い句。神様から見ると善人も悪人?地獄に行きたくないよ~。ぐつぐつの釜で髪を洗われるのか!

「顔を洗って出直して来い!」という表現がありますが、むしゃくしゃする時は髪を洗って仕切り直し。この皮膚感覚は女性特有のものだとわかり、平安の昔から苦労して髪を洗ってきた女性の性でしょうか?

シャワーやドライヤーのおかげで簡単に髪が洗えるようになった今の時代に感謝、感謝。

さあ、髪を洗って今日もリフレッシュしましょう。

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6月句会の投句が集まりました。    遅足

2015年06月17日 | Weblog

題詠は「髪洗う」です。力作が集まりました。

題詠
①青春は真っ直ぐに髪洗ひし娘(こ)
②少女らの戦地忘れじ髪洗ふ
③髪洗う森のニンフに月明かり
④髪洗ふ機銃掃射の夢覚めて
⑤髪洗ひ古径の女毅然たり
⑥父の日の髪調えて洗いけり
⑦婚姻のととのいてゆく洗い髪
⑧昨日は昨日今日は良き日と髪洗う
⑨大仕事終えて安堵の髪洗う
⑩洗い髪小首なま足夢の跡
⑪無骨な手赤子を抱き髪洗う
⑫初恋の想いしたたる洗い髪
⑬善人は地獄の釜で髪洗う

自由題    
①枇杷の実のつるりとむけて明日は晴
②雨上がり我を迎える戸口の蚊
③先導の声うらがえる神輿かな
④大花火この世で逢へぬ人に逢ひ
⑤降り明かし朝日まぶしき青葉風
⑥青梅雨や蓮池までの散歩道
⑦匙置きて箸に崩せし冷奴
⑧見舞い終え外は眩しき青葉かな
⑨紫陽花の咲いてポップなパステル画
⑩夢魔に来て逃げ惑ひをり汗の午後
⑪黒潮の色縞にして鰹かな
⑫雲の峰ソフトクリーム溶けちゃった
⑬笹百合の異世界に入る道しるべ

どの句に6月の風は集まるのでしょうね。

 

 


 

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本名は「一つ葉たご」ですよ  鳥野

2015年06月16日 | Weblog

往年、名古屋の盛り場として、賑わった
弁天通り。今はその面影さえも、残って
はいません。
その代りのように、電柱は撤去、歩道は
拡幅されて、安心の街になりました。
いつの間にか、街路樹も植え変わり、今
の主役はナンジャモンジャ。初夏には白
い花が盛り上がるように咲いて、まるで
雪が積もったかの美しさ。樹形も整い、
葉の緑も濃い。

難点をいえば、後から後から散り続ける
針状の花。道沿いに住む人、マンション
の管理人さんたちのご苦労は大変なもの
です。

広く知られるのは山崎方代の・生まれは甲
州鴬宿峠に立っているなんじゃもんじゃの
股からですよ

の歌。本来の分類は「一つ葉タゴ」という
トネリコの仲間の木。ナンジャモンジャで
も、ヒトツバタゴでも無かった、と教えら
れたのは最近のことです。

 ・ 誰ぞ泣くやヒトツ葉タゴは針の花
              鳥野


 

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