皆様からのコメントです。
殿様:9月の題詠「音」が拡がりを持たせるのでしょう。
素晴らしい句が多く悩みました。
そうした中でこの句に惹かれたのは調べにあるのでしょう。
波打つような分散和音から始まるドビッシーの「月の光」。
俳句にすればまさにこの句。
竹葉さん:「透きとおる」とひらがなが多いのが柔らかい音を連想させてくれます。
能登さん:月のひかりのそそぐ音ですか。まいりました。透 月 音の漢字とそれ以外のひらがなの配置もお洒落です。
★★★
桐生悠々さんの本「抵抗の新聞人 桐生悠々」を読ませていただいています。
悠々さんの墓地の石碑には「蟋蟀は鳴き続けたり嵐の夜」という悠々さんの句が刻まれているそうです。悠々さんの没後80年。お孫さんはこんなにも美しい俳句を詠まれています。麗子