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575の会
名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。
初空や養老の尾根立ち上がり 麗子
2018年01月31日
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冬の澄み切った空気。山々がくっきり見えます。
それを「立ち上がり」、と表現しました。
犬山の成田山へ初詣。そこから西の養老山脈が見渡せます。
「養老」という山の名が、また別なイメージを
呼び込んでいます。清々しい、みごとな句です。
初空の中へ稲荷の大鳥居
同じ初空を詠んだ狗子さんの句。
カメラアイは仰角。青い空に赤い鳥居。
突き上げるような力強い句です。
いずれも初空に山、鳥居を対照させています。遅足
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読初やかたわらに置く広辞苑 晴代
2018年01月30日
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読み初めは「太平記」だそうです。
後醍醐天皇や足利尊氏ら、南北朝の貴族や武士が
入り乱れるように戦乱のつづく物語。
いったいどうなるのか?誰にも予測がつかない。
どこか現代日本に通じるところが魅力なのかも。
読者の道案内は広辞苑です。
その広辞苑の第七版が出ました。
1955年に初版を刊行して改訂を重ねて、
10年ぶりの改訂の第七版です。
グローバル社会。英語がどんどん入ってきています。
また若者を中心に新しい日本語も生まれています。
かくして、およそ一万語が追加されたそうです。
人は言葉によって自分自身を知り、他者を知り、
生きる勇気と誇りを手にすることが出来る。
言葉は、人を自由にするのです。
広辞苑のPRです。言葉は生きる力というのは
俳句にも通ずるところがありますね。
言葉が現実から離れると暴走をすることも。
その言葉によって集団も暴走をはじめる。
あさま山荘事件を漫画にした「レッド」の作者、山本直樹さんの言葉。
連合赤軍の暴走は言葉の暴走から始まったとのこと。
最近の歴史を無視するような言葉。
これは危険な暴走のはじまりかも。
言葉に真摯に向き合わないと、また悲劇が・・・遅足
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初夢や俳人朱露と句を交はし 亜子
2018年01月29日
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朱露さんがなくなって間もなく3年。
亜子さんが最後にもらった年賀状の句が、
初春や蓬莱泉と半世紀
蓬莱泉は奥三河の銘酒。朱露さんのお気に入りでした。
今年は私の夢にも現れました。
かなり酔っぱらっていたようです。
きっと蓬莱泉を飲み過ぎたのでしょう。
ごろんと横になり私の首に腕を廻して・・・
と、いうところで眼が覚めました。
「句文集 埋め立て地」というブログが残されています。
川沿いの梅見る二人やや老いぬ・・朱露
三十二年前多米へ来た時は若かった。
名古屋へ通勤したのは本当だろうか。
写真を見ると新築の我が家しかない。
何故豊橋多米なのか話せば長い物語。
あちらへ行ってもお元気のようです。 遅足
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カキクケコの話 郁
2018年01月28日
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ある年配の女性から面白いことをききました。
これからは
カキクケコが大事というのです。
カ=感動
キ=気力
ク=工夫
ケ=健康
コ=恋
それで思い出したのが
年配の男性の話
これからは
キョウイク(教育?)キョウヨウ(教養?)が必要と・・
「今日行く・ところ」「今日用・のあること」
なんだか女性のほうが自立を感じますね(笑)
生物学的にもやはり女性が上をいくようです。
寒さ対策、私はダウンコートの下に肉の衣を・・
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眉を描く少しきりりと初鏡 穗實
2018年01月27日
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初鏡。新年に初めて鏡に向かって化粧すること。
初化粧とも言います。
新しい年を迎えて心も改まります。
普段よりすこし背筋を正して、お正月を。
そんな気持ちを「少しきりりと」と表現しました。
最初の鏡として利用されたのは、水。
鏡といいえば、水に映る自分の姿に魅せられた
ナルシスの話を思い出します。水鏡です。
ものが映る鏡は、神秘的なものと考えられてきました。
化粧用具としてよりも、神を祭る道具として大切にされました。
鏡の面が、世界の「こちら側」と「あちら側」を分ける
境界として捉えられ、鏡の向こうにもう一つの世界がある、
という観念は世界各地で見られるそうです。
また、鏡に映る姿が自分であると分かるのは自己認識の第一歩。
この能力を「自己鏡映像認知能力」と呼ぶそうです。
この能力は、イルカ、ゾウ、カササギ、ブタ等にもあるのこと。
チンパンジーは、鏡に映る自分を見て、毛繕いのときに役立てるとか。
人間と同じですね。
でも何故、左右が反対に映るのか?不思議です。 遅足
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"重箱の隅を楊枝でほじくる "ような話 ⑴ 竹中敬一
2018年01月26日
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司馬遼太郎の「街道をゆく〜壱岐・対馬の道〜」(朝日文庫 1985年刊)の中に、
江戸中期の対馬藩の儒者、雨森芳洲(あめのもり ほうしゅう)のことが出てきます。
その中で、雨森芳洲を「元来は伊勢の人とも言い、京都の人とも云う」としています。
その後、雨森芳洲(1688〜1755)は、滋賀県長浜市高月町が出身地であることがわかり、
雨森地区に雨森芳洲庵ができて、私も訪れたことがあります。
司馬遼太郎の記述では、「芳洲は少年のころ医者になろうとし、伊勢の名医で高森某と
いう師匠についた。」とあります。ある時、高森某は芳洲に次のように言ったという。
「書を学ぶ者は紙 費(つひ)え、医を学ぶ者は人を費 (つひ)ゆ。此語、真(まこと)に然り」
中国北宋時代の詩人、蘇東坡 (そとうば)の言葉ですが、司馬氏は習字の際には
何枚も書き損じるように、医者というのは、誤診や投薬のあやまりで人を殺してゆく
うちに一人前になるのだ、と訳しています。
芳洲はこの言葉を聞いて驚き、医者になることを諦めて18歳の頃、江戸に出て儒者の道へ
進みますが、私がここで取り上げるのは高森某のことです。
私の高校時代の同級生で友人の永田敏雄氏(横浜市在住) から以前、自著を送って頂いた
ことがあります。彼は高校時代、文学青年でしたが、サラリーマンとなり、長くドイツ
駐在も経験しています。しかし、退職後、小説家になる夢を捨てきれなかったようで、
時々ミステリー風の小説を書いて、自費出版しています。
その彼から送ってもらった書物が「法眼(ほうげん)高森正因(たかもり まさよし)」
(シングルカット社 平成17年 刊)です。
これを読んでいて、司馬遼太郎のいう高森某はこの人物であることがわかりました。
なぜ、私の友人がこれを書くことに あったのか。なんと、永田氏は高森正因の縁戚に
当るというのです。
次回は司馬遼太郎ですら知らなかった高森正因とはどんな人物だったのか、重箱の隅を
楊枝でほじって、お伝えします。
写真は障害のある息子、健の「落書き帳」より
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寒波襲来 麗
2018年01月25日
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お寒うございます。最強寒波お見舞い申しあげます。
昨日夕方からの突然の雪。今朝は氷点下4度を記録した当地は、窓の結露が凍って窓が開きませんでした。
1902年の今日、旭川では日本の最低気温ー41度を記録したそうです。やはり一年で最も寒い時期なんですね。
春が待ち遠しいです。
でも雪の日の早朝はとても静かで好きなのです。しばらくするとガリガリという雪かきの音が聞こえ始めます。
「雪どう?」という電話やメールも。。。
こんな日は窓から雪を眺め暖かいうどんでも食べ、こもって読書や録画したドラマでも見ることにします。
雪の日の電話はなぜか嬉しくて 麗
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書き初めの「腹」のむつかし虚子の句の 佐保子
2018年01月24日
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作者はペン習字を習っています。書初めの課題は虚子の句。
口あけて腹の底まで初笑ひ
技巧もなく虚子らしい、あっけらかんとした句ですね。
おおらかな男の顔が浮かびます。
辞書を引くと、腹は、おなかのこと。
転じて、こころ。心のなか。考え。腹案などと言います。
また、母親の胎内。母体を指すことも。
「山腹」のように人以外にも。
腹芸という言葉は、もう死語でしょうか。
こころのあり場所も、腹から胸へ、さらに頭(脳)へと
変わっているようです。
怒りも腹がたつ、から、頭にくる(切れる)と・・・
熟慮するよりも早い判断が求められているからでしょうか?
改憲など国家百年の方針は、頭できめるのではなく
少なくとも胸に落ちるくらいの時間が必要でしょう。(遅足)
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凍雲の崩れて鯨は鯛焼きに 静荷
2018年01月23日
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季語は凍雲。寒波襲来。身も心も凍るような寒さです。
どんなに寒い冬の日も散歩を欠かさない静荷さん。
時々、歩を休めて空をみあげます。
さっきなで、鯨のように大きな雲が、
千切れて、いつのまにか鯛焼きに。
北風に流される雲の姿を捉えた句です。
きっと温かな鯛焼きが食べたかったのでしょうか。
想像力が散歩を楽しくしてくれます。
この句、中七が中八になっています。
あまり気にならないのは不思議です。
東京は大雪。名古屋は雨でした。
明日から、雪がふってくるそうです。
寒さは苦手です。 遅足
コメント
夫の従弟の妻はなんと呼ぶ? 遅足
2018年01月22日
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一族について調べていたら、こんな記事を読んだことを思いだしました。
それは、お隣の韓国の親戚の呼び方に関する朝鮮日報の記事です。
ソウル市に住む結婚2年目の女性は、義理の祖母の誕生日を
祝う集まりに参加して、一言も話せずに帰宅した。
あらかじめ家系図まで描いて、夫方の親戚の名前と関係、呼称を
丸暗記して参加したものの、思いも寄らず「夫の従弟の妻」の姿が・・・
女性は「同年代なので、うれしくて声を掛けたかったが、呼称を間違えたら
大変なことになると思うと、声をかっける勇気が出なかった。一時間の間
ご飯だけを食べ続けた」と苦笑い。
彼女が知らなかった「夫の従弟の妻」の呼称は「同壻(ドンソ)」だった。
親戚関係で呼び合う呼称がぎこちないという理由から、結婚前の呼称を
そのまま使用するケースも多い。
28歳の会社員のイさんは、数日前に兄と結婚した兄嫁(ヒョンス)に対して
依然として「ヌナ(お姉さん)」と呼んでいる。
イさんは「結婚前はお姉さんと呼んでいたが、結婚したからといって、突然呼称を
変えるのはなんだかぎこちない」と理由を話す。
形式的な礼儀を重んじるよりも、家族同士親密な関係を維持するほうを選ぶ
若い世代が増えている。
韓国も大きな変化の時代なんですね。
コメント
一族を九人引きつれ初詣 立雄
2018年01月22日
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離れ離れになっている家族が集まる年末、年始。
家族そろって初詣です。
一族とは血のつながりのある人たちのこと。
比喩的に、家族などの全員を指す場合も。
作者には4人のお子さん。それにお孫さんも。
9人の家長として初詣を詠みました。
一族の一年の幸を祈る姿が浮かびます。
血の繋がりのない息子のお嫁さんや娘のお婿さん。
姻族といいます。遺産相続の権利はありません。
お義父さんやお義母さんの介護をしてきても。
以前は、嫡子が家という家産を継ぎ、嫁が親の面倒を見ました。
嫁はやがては家計を預かることになり、制度は機能していました。
しかしサラリーマンという家産を持たぬ人々が増え、
一族という制度も社会と齟齬をきたしているのかも・・・。
介護も夫の親ではなく実の親に重点が移っているようです。
遅足
コメント
咲き残る川原なでしこ猫の墓 佐保子
2018年01月21日
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東京・新宿区早稲田南町にある「漱石山房」
漱石が最晩年の9年間を過ごした住い。
モダンなベランダ式の回廊を持つ和洋折衷の建物。
ここで『三四郎』『こころ』などの名作が生まれました。
先月、はじめて訪れました。
もともとの建物は戦争で焼失しましたが、
記念館として一部が再建されています。
写真は記念館の裏庭にある「猫の墓」
『吾輩は猫である』の主人公の猫です。
意外に大きな墓で、これも再建されたものだそうです。
(遅足)
コメント
初句会の最終結果です。 遅足
2018年01月20日
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初句会は8人の出席。ごらんのような結果となりました。
題詠「初」
①一族を九人引きつれ初詣(立雄)智恵・能登・等・麗子
②初釜の挨拶上手小さき手(静荷)佐保子・亜子
③書き初めの「腹」のむつかし虚子の句の(佐保子)
④眉を描く少しきりりと初鏡(穗實)智恵・佐保子・晴代・狗子・郁子・立雄
⑤初夢や俳人朱露と句を交はし(亜子)佐保子・穗實・静荷
⑥梟が鳴く仮初の恋ならず(遅足)穗實・等・結宇
⑦読初やかたわらに置く広辞苑(晴代)智恵・遅足・静荷・狗子
⑧初空や養老の尾根立ち上がり(麗子)能登・遅足・晴代・郁子・立雄・亜子
⑨初みそら日輪背負ひ猫正座(等)すみ・結宇・麗子・亜子
⑩琴の音に喧騒まぶし初バーガー(郁子)すみ
⑪鳥肌に細かなあぶく初湯かな(能登)穗實・すみ・静荷・等・結宇・狗子・立雄
⑫手の皺に初日頂く門(カド)の内(結宇)遅足
⑬初氷堀の石垣凍てついて(すみ)
⑭初空の中へ稲荷の大鳥居(狗子)能登・晴代・麗子・郁子
自由題
①寒の雨濡れて輝く翡翠色(佐保子)
②千枚の桶の蕪にざつと塩(遅足)佐保子・等
③奏者待つピアノの無音淑気満つ(亜子)静荷・晴代・結宇・狗子・立雄
④凍雲の崩れて鯨は鯛焼きに(静荷)能登・すみ・遅足・等・結宇・狗子
⑤神宮のくじ運良きや寒椿(立雄)智恵・能登・麗子
⑥鉄瓶のしゅんしゅん沸いて冬日かな(穗實)智恵・佐保子・晴代・麗子・立雄
⑦屋根屋根のこゑをのみこむ冬の夜(晴代)能登・穗實・等・結宇・亜子
⑧双子抱く母となりにし年賀状(麗子)
⑨人気なき冬苑の鳩「く来るく来る」(等)穗實・遅足・郁子
⑩またひとつ歳を重ねて根白草(郁子)穗實
⑪血圧を上げるドアノブ寒の入り(能登)智恵・狗子
⑫雪路に犬も素足ぞ托鉢僧(結宇)すみ・静荷
⑬看病の末の風邪ひき一人寝る(すみ)郁子・亜子
⑭白帯のすでに弱気の寒稽古(狗子)佐保子・すみ・静荷・遅足・晴代・麗子・郁子・立雄・亜子
次回は2月21日(水)午後1時20分 栄・YWCA3階会議室
題詠は「梅」です。
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流行歌(はやりうた)時代を映して・・・ 竹中敬一
2018年01月19日
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平成4年に制作した西條八十のテレビ番組で、私は少年時代の憧れの歌手、
二葉あき子と初代コロンビア・ローズに会うことができました。
「夜のプラットフォーム」、「東京のバスガール」など終戦間もなく、
雑音の多いラジオから流れてくる歌声に必死に耳を傾けていた頃から時は流れて…
二葉さんは当時、78歳。コロンビア・ローズさんは58歳。それぞれに、
西條八十の思い出話を語ってもらいましたが、それ以外にも雑談で私にとっては
初めて耳にするようなエピソードを聞かせてもらいました。
二葉さんの芸名は広島駅近くの二葉地区が出身地であり、広島が安芸の国と
言った事からとった話やこれは二葉フアンならよく知られた事らしいのですが、
彼女から私は直接、その話を聞かせてもらいました。
「私はその日(8月6日)、たまたま広島へ帰り、列車に乗っていました。
するとトンネルの中でドカンという物凄い音が聞こえてきたんですね。
後でわかったことですが、それが、原子爆弾だったんです。トンネルの中にいて、
命拾いしたわけです。」
斎藤まつ枝、のちの初代コロンビア・ローズはデビユー当時、西條八十との
出会いについて、こんな話をしてくれました。
「デビュー曲は西條先生の詩ということで、ディレクターに連れられて、
成城の先生のお宅にお邪魔しました。もう群馬県の田舎出身のほんとに
お化粧の方法も知らなくって、宣伝の挨拶状に撮る写真も宣伝部長さんに
お化粧していただいたんですからね。
"幾つ"とおっしやるから、"ハイ、十九です"と言ったら、"決まったね" て。
多分、もうその前に打ち合わせはできてたんだと思いますが、
「娘十九はまだ純情よ」という歌でデビューさせていただきました。」
初代コロンビア・ローズが、コロンビア全国歌謡コンクールで優勝したあと
デビュー前、覆面で昭和26年から約一年間、"ミスCBC"の芸名で
民放第一号のCBCで活躍していたという事は昭和32年入社の私も知りま
せんでした。
その後、テレビのドラマや歌番組に出演するため訪れた贔屓の歌手にテレビ
局内で偶然、出くわしたこともあります。
「湖畔の宿」の高峰三枝子さん。「別れのブルース」の淡谷のり子さん。
いずれも、局内のスタジオに通じるエレベーターの中で。
堂々たる体躯の淡谷のり子さんの横で、私は小さくなって1階から3階まで、
ほんの束の間、二人だけの世界に浸れたことが懐かしく思い出されます。
「別れのブルース」を作詞した藤浦光も西條八十と同様、ヒラメキが早かった
ようで、この歌が出来たことについて、どこかで語っていたのを思い出しました。
なんでも、藤浦光が港を題材にした歌を作詞するため、横浜港を訪れた際、
とある喫茶店に立ち寄り、ウエイトレスに"港が見えるいい場所はありませんか"
と尋ねたところ、彼女から" そこの窓を開けると港が見えますよ"と云はれ、
たちまち、あの詩が浮かんだそうです。
窓を開ければ 港が見える
メリケン波止場の灯が見える…
ちょっと、出来すぎ。いや、本当の話です。
こんな話ももう知っている人はすくない、というか絶滅危惧種かも。
写真は私が書いた台本の表紙(平成 4年)
コメント
お題は「初」の初句会 麗
2018年01月18日
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Weblog
今年の句会もめでたく始まりました。
結さん、おいしいチョコレートの差し入れありがとうございました。
なぜか、広辞苑のLGBTの解説から始まった今年の句会。いろんなお初がお目見えした句会でした。では一言講評です。
①一族を九人引きつれ初詣
にぎやかなお正月、お子さんが四人おられる作者は大家族。あっという間に9人が揃いますね。一族とはどこまでか?なぜか戸籍問題まで話が広がりました。
②初釜の挨拶上手小さき手
新年のご挨拶を上手にしたお孫さんのことを詠んだそうです。お年玉もはずんだ?
③書き初めの「腹」のむつかし虚子の句の
虚子の句に「口開けて腹の底まで初笑い」という句があるそうです。それをペン習字で練習すると「腹」が難しい!
④眉を描く少しきりりと初鏡
中七の「少しきりりと」がいいですね。さすが、えみさん。また参加して下さることになりました。
⑤初夢や俳人朱露と句を交はし
遅足さんの初夢にこの句会のメンバーだった亡き朱露さんが出てきたとブログにあったので
てっきり遅足さんの句かと思いきや、なんと亜子さんでした。
朱露さんから亜子さんに届いた最後の年賀状には「初春や蓬莱泉と半世紀」という句が書かれていたそうです。
亡くなっても思い出はつきず、夢にまで出てくる朱露さん。初句会に参加して下さったのですね。
⑥梟が鳴く仮初の恋ならず
物議を醸した一句。仮初の恋でないということはいつの間にか本気の恋に。。梟が鳴いてちょっと怖い感じ。
⑦読初やかたわらに置く広辞苑
今話題の広辞苑。新しい言葉を引くよりやはり古語を読むには欠かせません。作者は太平記を読んでおられます。
⑧初空や養老の尾根立ち上がり
初詣にでかけた犬山成田山からの一句。まさに養老山脈が立ち上がるように山がくっきり見えました。
⑨初みそら日輪背負ひ猫正座
猫も新年でおすまししているかのように正座。太陽を背にして穏やかな一句。
⑩琴の音に喧騒まぶし初バーガー
「おせちに飽きたらハンバーガー!」新年二日目のマクドナルドはものすごくにぎやかだったそうです。
⑪鳥肌に細かなあぶく初湯かな
寒いお風呂場で鳥肌がたった腕に、細かなあぶくが。観察の一句。トップ賞です!おめでとうございます。
⑫手の皺に初日頂く門(カド)の内
「門のうち」とは家の敷地を指すそうです。家の庭から初日を拝む。その手に皺が増えましたが、元気に新年を迎えられて感謝、感謝。
⑬初氷堀の石垣凍てついて
名古屋城のお堀でしょうか?氷と凍てつくが重なっているような?
⑭初空の中へ稲荷の大鳥居
初空の青さと朱色の大鳥居のコントラストの美しさ。カメラで下から構えて切り取ったような新年らしい一句ですね。
いかがでしたでしょうか?
亜子さんのご主人がインフルエンザにかかられたそうです。すみさんもお風邪。来週はまた寒波到来するそうです。
体調に気をつけて過ごしましょう。
来月は春らしく「梅」です。いろんな梅を咲かせましょう!!
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