575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

山積みの所狭し品桔梗の紋 (泉)

2020年09月30日 | Weblog

この句の意味がいまひとつ読みとれませんでした。

   結宇さん「身辺整理(失礼)かな?和服の柄の桔梗はよくあるのでしょうね。
  ご自身のものか、引き継がれたものか。さて、思案の様浮かびます。」

実は作者、 買い揃えたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の光秀グッズがたまり、
あふれかえっているという句だとか!
楽しいですね。
かく言う私も多治見で、大河ドラマコーナーを見つけ
「麒麟がくる」と太筆で書かれた湯呑みを
手に取り迷いました。岐阜ですものね。
桔梗の紋が大きく入っていました。

コロナ禍で、テレビの番組のオンエア時間も休止や延期となり、
おなじみのドラマが複数影響を受けました。
「麒麟が来る」もしかり。グッズの売れ行きも今ひとつのよう。
明智光秀が丹波平定のち築城した福知山城を有する福知山市も
ドラマの誘致活動をずいぶん前から行って、盛り上がっていました。
伴侶の故郷です。それが・・
このままでは、福知山まで行く前に年末となりそうです。(笑)

さてこの句 
ご法度の中八になってしまい、推敲の余地はあると思いますが
「ところせまししな」で密度の高さが逆に強調されていると
 言えなくもありません。共感を覚えました。

クスリと笑える俳句をつくる余裕がほしいこの頃。
そういえば、花言葉は誠実の「桔梗」を胸に
白井大臣は、謀反を起こしたわけですね。
         (TBSドラマ半沢直樹)
 このところ、何ともすっきりしない毎日。
「敵はどこにあり?」でしょう。 郁子 

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むらさきの星降るがごと桔梗咲く (紅)

2020年09月29日 | Weblog
高得点を集めた紅さんのロマンティックな一句。美しい風景が目に浮かびます。
私も採らせていただきました。
では皆さんからの一言です。

殿さま 「「星ふるがごと」とあるので夜でしょう。
したがって桔梗の花など見えない筈。
しかし、夜空から降りおちる星がむらさきの桔梗となり咲く。
幻想的な心象風景が心地よく伝わります。」

等さん「紫の五角形をした桔梗を星と表現しました。その星が夜空に沢山咲いていました。
       華やかな情景です。」
能登さん「このような群生を是非見たい。」
泉さん「桔梗の紫は美しい。」

さて、人気を博したTBSのドラマ「半沢直樹」。最終回では桔梗の花がポイントになっていました。「花言葉は「誠実」」です。凛としてまっすぐな白井大臣そのものでしょ?この国のこと、よろしくお願いします」と半沢の奥さんが大臣に不正を暴くように桔梗の花を一輪、白いスーツの胸に差します。なかなかいいシーンでした。桔梗にははかなくもどこか強さを感じました。

楚々としてでも毅然な雰囲気の桔梗を、むらさきの星と情緒的にうたった美しい一句でした。                                    麗子




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蓮の実の飛ぶを見たくてでかけたり  佐保子

2020年09月28日 | Weblog
蓮の実の飛ぶを見たくて出かけたり  佐保子

蓮の実は華道でしか見たことがありません。実が飛ぶなんて。
見に出かけましたがどこにも見られませんでした。
でもなぜ飛ぶのか?不思議です。

そこで考えたのが、

 蓮の実のひとつの飛んで謎ひとつ  遅足

でもあまりに急いだので意味が通じません。

 蓮の実の飛んでこの世に謎ひとつ  遅足


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17歳のデビュー

2020年09月27日 | Weblog


加賀千代女<かがのちよじょ> 1703年、元禄16年。
加賀<石川県白山市>の生まれで父の家業は表具師。
12歳の時、奉公先の主人より俳諧を学びます。そし
て、漫遊していた芭蕉の弟子「各務支考」<かがみ
しこう>の宿を訪ねることにより、女性俳諧師とし
て17歳でのデビューを果たします。

この時、支考は、千代女にホトドギスを題にした
句を詠む試問を課したといわれています。千代女
は明け方まで句を作り続け「ほととぎす ほととぎ
すとて 明けにけり」と詠んで支考の弟子となるこ
とが許されたといわれています。

歌川国芳の浮世絵に、千代女は句とともに描かれ
ています。しかし、千代女も絵師。京都で狩野派
の五十嵐浚明<いからししゅんめい>より絵を学ん
でいます。52歳で剃髪「素園」と号します。千代
女は長命で、72歳の時に与謝蕪村の「玉藻集」の
序文を記すなど最晩年に至るまで活躍しました。

千代女は73年の生涯で、1,700以上の句を詠んで
います。しかし、多作ゆえの問題もあり「起きて
みつ 寝てみつ蚊帳の 広さかな」長年、千代女の
句とされていました。しかし、研究により「浮橋」
という遊女の句だったことが明らかになっていま
す。さらに、小林一茶が引用した「蜻蛉釣り 今日
は何処まで 行ったやら」も千代女の句なのか疑問
視されています。千代女は小林一茶も勘違いする
ほど多作だったといえるでしょう。

「朝顔に つるべ取られて もらい水」<千代女>

千代女は、朝顔の句が多いのが特徴。正岡子規は、
「つるべ」「もらい水」が俗っぽいと評していま
すが、江戸時代の女性の生活を伝える可愛らしい
句に感じます。

加賀千代女。江戸時代の女性俳諧師。下記は辞世
の句。

「月も見て 我はこの世を かしく哉」<千代女>

写真と文<殿>
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放浪の俳人

2020年09月26日 | Weblog


種田山頭火<たねださんとうか> 1882年、山口県
防府市の生まれ。地元の名門私立校「周陽学舎」
を首席で卒業。早稲田大学の文学部に入学します。
しかし、神経衰弱で体調を崩し退学となり帰郷を
余儀なくされます。

山頭火は、自由律俳句「層雲」の主宰者、荻原井
泉水<おぎはらせいせんすい>より俳句を学び門下
生となります。自由律俳句の尾崎放哉<おざきほう
さい>とは同人。山頭火も放哉も酒に溺れ、師の
泉水や支持者の援助により、糊口を凌いでいたよ
うです。

尾崎放哉は帝大法学部を卒業して朝日生命に入社。
大阪支店長を務めるエリートでした。しかし、キ
ャリアを捨て俳句三昧の生活を始めます。当然の
ことながら生活は困窮。晩年は小豆島の廃寺で暮
らしています。帝大出の自由律俳句の著名人であ
りながら無一文。酒によるトラブルも多く島民に
とって困った存在だったようです。

話を山頭火に戻します。山頭火は俳誌「層雲」の
選者となり自由律俳句の発展に貢献します。この
頃、海外文学の翻訳者としても活躍。ロシアの作
家、ツルゲーヌフの翻訳をしています。作中のセ
ルゲイと山頭火の父である竹次郎の放埓な生き方
が似ていると山頭火は書き残しています。

山頭火は、42歳の時に得度。そのため、雲水の姿
で西日本から東北地方まで歩き、旅先から「層雲」
へ投句。山頭火の放浪の俳人という印象は、こうし
たことから生まれたのでしょう。

やがて、山頭火も放哉と同じ極貧の晩年を迎えま
す。「無駄に無駄を重ねたような一生だった。そ
れに酒をたえず注いで、そこから句が生まれたよ
うな一生だった」と山頭火は記しています。山頭
火の魂。いまでも放浪を続けている気がします。

「松虫よ 鈴虫よ闇の 深さかな」<山頭火>

種田山頭火。自由律俳句の先駆者。享年58歳。


写真と文<殿>
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蓮の実や次の世待てり泥の中 (竹葉)

2020年09月25日 | Weblog

蓮の実句会。
亜子さんダントツの送別句に続いて票を集めたのがこの句です。

「蓮の実がはじけて泥の中で生まれ変わる様子がわかる」泉さん
「これは輪廻転生でしょうか?次の世待てり・・に魅かれました。」麗子さん
「次の世が、花を咲かせるに値する世であればよいのですが」能登さん

来世への期待は、今が辛いほど大きくなるかもしれません。
本当にどうして泥の中からあんな美しい花が咲くのでしょう。
蓮池を散策するお釈迦さまの姿も浮かび、こんな句も。


    蓮の実の 色即是空 穴にあり (殿)

「発想の面白さに惹かれました」紅さん
「色即是空という仏教用語を使われたのが新鮮です。
 すべては無というはかなさを感じます」麗子さん

ユニークな形状の蓮の実に色即是空とは!
スパっと言い切るのが楽しいです。ハスだけに。

   ※静荷さんにむけての私の句は
    「蓮の実飛ぶ破顔の奥に如来の眼」

静荷さんの豪快な笑顔と瞳を織り込もうと試みました。
菩薩か如来で迷いましたが、どちらも蓮に寄りすぎました。
お年を召しても変わらぬ、好奇心に満ちたきらきらした瞳が魅力です。
また落ち着いたら、飛び入りで投句してください。郁子
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行くひとを惜しみ実の飛ぶ蓮かな ( 亜子)

2020年09月24日 | Weblog
「蓮の実」句会で静荷さんを送る俳句として見事トップ賞に輝いた亜子さんの句。
行くひとを惜しみ、でもまた実が飛ぶという中七に静荷さんのさらなる飛躍を祈る挨拶句でした。

竹葉さん「575の会を去られる方への句会をやって下さる会の方々の優しさ、繋がりの深さを痛感しました。」
結宇さん「ハスの実が飛んで、池の中に落ち、次の世代に変わると知りました。その状景を思います。」
等さん「船が陸を離れる時にはドラがなります。人の別れに飛ぶ蓮の実は、どんな音を立て
のでしょうか。」
能登さん「上手な惜別の句ですね。」
千香子さん「静荷さんを思い出します」
すみさんからも「送別の句に相応しい」

みなさん、お別れの句としてすばらしいと絶賛でした。
私も静荷さんへまだまだ花を咲かせてほしいという願いをこめて
「蓮の実の放たれてまた花となる」という句を作りました。
俳句は一瞬を切り取る写生でもありますが、17文字にこうやって人の思いを託すことができるのでなかなか奥の深い文学だと再認識しました。  麗子





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高原の風の入り口桔梗咲く (麗子)

2020年09月23日 | Weblog

急に秋めいて、朝晩の冷え込みを感じるようになりました。
桔梗の花色もこの風の冷たさに鮮やかさを増していることと思います。

さてこの句、
桔梗に自分の思いや、含みをいっさい持たせることなく
高原に咲いているという純粋な写生句と思いました。
言うなれば、あざとさ皆無です。
自然を自分にひきよせるのでなく
自分が自然に寄り添っています。

   風の入り口が好き  すみさん
  「高原の風の入り口」がお洒落ですね。等さん
 風の入り口がきいていますね。
 桔梗には風が似合います。

淡々と述べるだけで
風のさわやかさ、透明さ、青紫の花色、
そして作者の風になびく髪、やさしい眼差しまで見えるようです。
これぞ俳句の素晴らしさと、浄化されました。

   
   塵埃にまみれているからかな(笑)
   最近「塵埃(じんあい)」という言葉を覚え
    使ってみたいだけの郁子でした。

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蓮の実や名乗りは「荷」と杖横に (千香子)

2020年09月22日 | Weblog
静荷さんをお送りする句会としてお題は「蓮の実」でした。ゴルフにスキーとスポーツウーマンの静荷さん。
いつもノルディックスキーのスティックを杖に句会に来られていました。
作者は千香子さん。「初めて参加させていただいた句会、18年12月の時の印象がとても強く残っています
「荷」という名が大好きですと。」静荷さんの第一印象を句にしてくださいました。


竹葉さん 「 静荷さんの人となりを詠まれたこの句はお別れの句会にぴったりで選びました。」
郁子さん 「句会に現れる女武者のような静荷さんの姿がうかぶ」

名乗りは「荷」(はす)と俳号を自己紹介されました。嫁ぎ先はレンコンで有名な産地です。
長らく一人暮らしをされていましたが、娘さんとの同居を決められたようです。
また落ち着かれましたらご参加されることを一同お待ちしています。麗子
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来月のお題発表!  

2020年09月21日 | Weblog
4連休いかがお過ごしですか?あんなに暑かった夏も過ぎ去り、空には秋の雲が。。季節はめぐりますね。
さて、来月のお題は、見事トップ賞に輝いた亜子さんに考えていただき、「小鳥来る」と決まりました。
秋、さまざまな小鳥が北方から渡ってきたり、山から里に下りて来たりします。

小鳥来る音うれしさよ板びさし  蕪村
生きることまだまだ愉し小鳥来る 藤崎久を
分校は大きな巣箱小鳥来る 茨木和生

さあ、来月どこにどんな小鳥たちが飛来するでしょうか?
締め切りは10月15日(木)です。遅足さん圧迫骨折で大変なので今回は郁子さん、麗子の2名に投句、選句ともにお願いします。麗子
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久女の笑み

2020年09月20日 | Weblog


杉田久女 <すぎたひさじょ>長谷川かな女、竹下
しづの女、と並ぶ日本の女性俳人の先駆者。大蔵
省の書記官だった父の転勤により鹿児島で生まれ、
12歳まで沖縄で過ごします。お茶ノ水女子大学付
属高等学校を卒業。

1909年に美術教師「杉田宇内」と結婚。やがて
娘を出産。久女は小説家を目指していたようです。
しかし、高浜虚子と出会い、感銘を受けた久女は
俳諧の道へと進みます。そして、当時、俳壇の登
竜門といわれた文芸誌「ホトトギス」への投句を
始めます。

「足袋つぐや ノラともならず 教師妻」<久女>

久女は、女性の視点から日常の生活を詠み「台所
俳句」といわれていました。しかし、時を経て格
調高い華やかな句へと変遷していきます。ちなみ
に「ノラ」はイプセン著「人形の家」の主人公。
主人公「ノラ」は人形のように愛されていたと気
がつくというストーリー。

久女は俳句に熱中します。当時、既婚女性は主婦
業に専念するのが一般的。そのため、離婚騒動が
あり、キリスト教に改宗し俳句から離れていた時
期があります。しかし、帝国風景院金賞に入選し
たことで、久女は広く世間に知られる著名人とな
ります。そして、高浜虚子が主宰する「ホトトギ
ス」の同人となります。

久女は、自らの句集を発表しようと、序文を虚子
に依頼します。しかし、虚子は頑なに拒否。久女
を「ホトトギス」から除名してしまいます。除名
の理由は、俳壇の派閥抗争と虚子の性格にある気
がします。

「谺して 山ほととぎす ほしいまゝ」<久女>

上記は、日本新名所俳句で金賞を得た久女の代表
句です。選者は虚子。真の句意は別。しかし、後
世の私たちから眺めると文芸誌「ホトトギス」の
痛烈な比喩とも解釈できます。

久女は、尊敬する虚子との争いに心を疲弊させて
しまったのでしょうか。戦後の劣悪な食糧事情も
あり56歳という若さで亡くなっています。

生前、出版できなかった「杉田久女句集」は川端
康成が高く評価。俳人となった長女「石昌子」に
より出版されています。久女の悲願ともいえる句
集を開きます。ふと、久女の笑みが浮かびました。

「横顏や 煖爐<だんろ>明りに 何思ふ」<久女>

写真と文<殿>

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句を描く

2020年09月19日 | Weblog


与謝蕪村<よさぶそん>。前記していますが、書き
きれなかった事柄を追記してみます。

蕪村は江戸で俳諧を学びます。しかし、当時、江
戸の俳壇はひどく低俗化していたようです。江戸
に嫌気がさした蕪村は、尊敬する芭蕉の奥州の足
跡を辿る旅に出ます。

「五月雨を 集めて早し 最上川」<芭蕉>

「さみだれや 大河を前に 家二軒」<蕪村>

正岡子規は、この2句を並べ芭蕉を絶賛。しかし、
子規は「集めて」が巧み過ぎると評価を一変させ
ます。芭蕉と比べ自然を強調しない淡々とした蕪
村の句。蕪村の句に水墨画のような淡い味わいを
見つけたと子規は記しています。

蕪村は、句を描くように詠んでいたのかもしれま
せん。こうした過程を経て「俳画」が生まれます。
ちなみに、絵画は独学といわれています。

俳諧は、俗語を用いつつ、俗と離れることが肝要。
万巻の古書を読破し、千里の野を歩み、精神の気
韻を高く置くべし。と弟子に伝えています。蕪村
の、句や画は勉学と気高い精神の果てに生み出さ
れたものかもしれません。

蕪村は、松尾芭蕉と小林一茶と並ぶ江戸俳諧の巨
匠。低迷していた江戸中期の俳諧にビジュアルを
加え「俳画」という新芸術を生み出しています。

意外なことに、蕪村の評価は明治以降のこと。子
規が蕪村に注目し「俳人蕪村」を発表するまでほ
とんど無名だったようです。さらに、萩原朔太郎
が「郷愁の詩人・与謝蕪村」を出版。俳諧師とし
て世間に知られるまで、実に150年という長い年
月が流れています。与謝蕪村。代表句のようにゆ
ったりとした俳壇へのデビューとなった感。

「春の海 終日<ひねもす> のたりのたりかな」<蕪村>

写真と文<殿>
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圧迫骨折  遅足

2020年09月19日 | Weblog
先月の下旬、ぎっくり腰に。またまたかと、高を括っていました。
ところが一向に良くなる気配はなく、逆に痛みが強くなる一方。
パーキンソンの先生から、整形外科医に診察を、と言われ
慌てて近くのかわな病院へ。
あいにくの雨の日。タクシーに乗ろうとして転倒。右肋骨骨折。
レントゲン、CT検査の結果、第4腰椎圧迫骨折と判明。
ハードコルセットの装着までに、1週間待たされ、いま付けています。

痛みはひどくなることはありませんが、一向によくはならず。30日に検査予定。
そんなこんなで俳句のことは全く考えられない状態です。
皆様にご迷惑をおかけしました。特に麗子さん、郁子さんにお世話になりました。
これからもお世話になります。よろしくお願いいたします。   遅足

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蓮の実句会の結果です。

2020年09月18日 | Weblog
お待たせいたしました。結果はご覧のような結果となりました。
いろんな蓮の実が飛び交いましたが、
静荷さんをお送りするのにふさわしい挨拶句として、亜子さんがダントツのトップ賞でした。

兼題「蓮の実」
① 蓮の実や名乗りは「荷」(はす)と杖横に (千香子) 竹葉・郁子・晴代
② 蓮の実の 色即是空 穴にあり (殿) 麗子・紅・亜子
③ 蓮(はちす)の実今に伝へし弥生の美 (等) 殿・結宇・紅・亜子
④ 蓮の実の放たれてまた花となる (麗子)等・紅・泉・亜子
⑤ 蓮の実や ベトナムの空 想い馳せ (紅) 殿
⑥ 台北の蓮の実の白夜店の灯(ひ) (泉)結宇・遅足・佐保子
⑦ 蓮の実のひとつの飛んで謎ひとつ (遅足)等・狗子・すみ
⑧ 行くひとを惜しみ実の飛ぶ蓮(はちす)かな (亜子) 竹葉・麗子・結宇・等・能登・千香子・すみ・晴代・遅足・佐保子・泉
⑨ 蓮の実の飛ぶを見たくて出かけたり   (佐保子)能登
⑩ 源氏の帖読み込み諳んじ蓮の実飛ぶ (晴代)狗子・郁子
⑪ 蓮の実飛ぶ破顔の奥に如来の眼 (郁子)竹葉・狗子・千香子・遅足
⑫ 蓮の実や次いつまみゆ空の青 (結宇)殿・晴代
⑬ 蓮の実や次の世待てり泥の中 (竹葉)麗子・能登・郁子・佐保子・泉
⑭ 蓮の実や沼に突っ立ち水面見る (すみ)
⑮ 蓮の実の造形片岡珠子かな (能登)千香子・すみ


自由題・桔梗
① 惟任の 古城に咲けり 水桔梗 (殿)千香子・紅
② 瓶にさす暴風雨の夜桔梗かな (等)
③ むらさきの星降るがごと桔梗咲く(紅)殿・麗子・等・能登・狗子・泉・亜子
④ 高原の風の入り口桔梗咲く (麗子)等・郁子・すみ・晴代・遅足・泉・亜子
⑤ 桔梗咲く庭にみろくの世界あり(遅足)麗子・狗子・千香子・紅・晴代・亜子
⑥ 慕情秘めふくらむ蕾花桔梗 (亜子)竹葉・佐保子
⑦ 桔梗をぽんと鳴らせり肩すぼめ (佐保子)竹葉
⑧ 山桔梗母の羽織の桔梗紋 (千香子)結宇・遅足・佐保子
⑨ 照りつける日にもきりっと桔梗咲く (晴代)竹葉・麗子・等
⑩ 石垣の桔梗語らせよ明智城 (結宇)狗子・郁子・すみ・泉
⑪ 襟正し風の色きく桔梗花 (郁子)結宇・能登・紅・すみ
⑫ ぱんぱんの桔梗の蕾弾けんと (竹葉)能登・晴代
⑬ 山積みの所狭し品桔梗の紋 (泉)結宇・佐保子
⑭ 「また来る」と桔梗一輪残されて (能登)殿・千香子
⑮ 黒子猫桔梗の蕾狙う朝 (すみ)郁子・遅足
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9月「蓮の実」句会、作者さん発表!

2020年09月17日 | Weblog
兼題「蓮の実」
① 蓮の実や名乗りは「荷」(はす)と杖横に (千香子) 
② 蓮の実の 色即是空 穴にあり (殿) 
③ 蓮(はちす)の実今に伝へし弥生の美 (等) 
④ 蓮の実の放たれてまた花となる (麗子)
⑤ 蓮の実や ベトナムの空 想い馳せ (紅) 
⑥ 台北の蓮の実の白夜店の灯(ひ) (泉)
⑦ 蓮の実のひとつの飛んで謎ひとつ (遅足)
⑧ 行くひとを惜しみ実の飛ぶ蓮(はちす)かな (亜子) 
⑨ 蓮の実の飛ぶを見たくて出かけたり   (佐保子)
⑩ 源氏の帖読み込み諳んじ蓮の実飛ぶ (晴代)
⑪ 蓮の実飛ぶ破顔の奥に如来の眼 (郁子)
⑫ 蓮の実や次いつまみゆ空の青 (結宇)
⑬ 蓮の実や次の世待てり泥の中 (竹葉)
⑭ 蓮の実や沼に突っ立ち水面見る (すみ)
⑮ 蓮の実の造形片岡珠子かな (能登)


自由題・桔梗
① 惟任の 古城に咲けり 水桔梗 (殿)
② 瓶にさす暴風雨の夜桔梗かな (等)
③ むらさきの星降るがごと桔梗咲く(紅)
④ 高原の風の入り口桔梗咲く (麗子)
⑤ 桔梗咲く庭にみろくの世界あり(遅足)
⑥ 慕情秘めふくらむ蕾花桔梗 (亜子)
⑦ 桔梗をぽんと鳴らせり肩すぼめ (佐保子)
⑧ 山桔梗母の羽織の桔梗紋 (千香子)
⑨ 照りつける日にもきりっと桔梗咲く (晴代)
⑩ 石垣の桔梗語らせよ明智城 (結宇)
⑪ 襟正し風の色きく桔梗花 (郁子)
⑫ ぱんぱんの桔梗の蕾弾けんと (竹葉)
⑬ 山積みの所狭し品桔梗の紋 (泉)
⑭ 「また来る」と桔梗一輪残されて (能登)
⑮ 黒子猫桔梗の蕾狙う朝 (すみ)

さてどなたの句に票が集まりましたか、
お楽しみにしてください。 結果は明日!!
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