「さくらんぼ」から子供の頃を思い出して詠んだ句です。
中高年にとって、さくらんぼは高価な食べ物。
やはり“思い出”のものだったのですね、と等さん。
友達が食べているのを見て、食べたい、と
親を困らせたのでしょうか?
親も食べさせてやりたくても手が出ません。
遂に叱ってしまった。そんなサミシイ思い出かも。
童謡の「叱られて」を思い出しました。
叱られて口が酸つぱいゆすらうめ 尾熊靖子
叱られて姉は二階へ柚子の花 鷹羽狩行
叱られて大きくなった様な気もします。
叱っていた親もいつかは・・・
少食を子に叱られて涼しさよ 池田澄子
子の親を見る目が変わるのは、親が何歳くらいからでしょう。
子を叱り、やがて親を叱っていた私。
いまは子に叱られる年齢になってしまいました。(遅足)