コォーコォーと甲高い声で啼きながら、Ⅴ字型の
隊列を組んで、遠ざかるハクチョウの群れ。北帰
行です。
ここから始まる4000キロ、2週間の長旅。
安曇野の人たちは、空を見上げ、「またおいで」
「待っているからね」と見送ります。
まだ残雪の中。それでも、春の足音は確かです。
取水ダムによって、犀川がせき止められた人造
湖に、コハクチョウの一家5羽がやってきたの
は、昭和59年のこと。その後年々仲間が増え
て、今では「犀川白鳥湖」として有名。観察に、
撮影にと大賑わいです。
地元では、「アルプス白鳥の会」を結成。自然
環境の保全に懸命です。
ハクチョウばかりでなく、ここに集まる野鳥は
約90種。運よく係の人に行き会えば、観察小
屋で、貴重なお話を伺うことができましょう。
繁殖地のシベリアへ渡る北帰行も、そろそろ終
わりの時を迎えます。
・ 湖の青ひきずってトリ北へ 鳥野
隊列を組んで、遠ざかるハクチョウの群れ。北帰
行です。
ここから始まる4000キロ、2週間の長旅。
安曇野の人たちは、空を見上げ、「またおいで」
「待っているからね」と見送ります。
まだ残雪の中。それでも、春の足音は確かです。
取水ダムによって、犀川がせき止められた人造
湖に、コハクチョウの一家5羽がやってきたの
は、昭和59年のこと。その後年々仲間が増え
て、今では「犀川白鳥湖」として有名。観察に、
撮影にと大賑わいです。
地元では、「アルプス白鳥の会」を結成。自然
環境の保全に懸命です。
ハクチョウばかりでなく、ここに集まる野鳥は
約90種。運よく係の人に行き会えば、観察小
屋で、貴重なお話を伺うことができましょう。
繁殖地のシベリアへ渡る北帰行も、そろそろ終
わりの時を迎えます。
・ 湖の青ひきずってトリ北へ 鳥野