リュウキンカ～立金花 必ず来る幸福の花

春の湿原を代表する花と言ったら、ミズバショウということになる。

でも、あの白い花びらのようなものは、葉の変形したものなのだそうだ。
実際の花は、めしべのように見える中央の突起のようなものだという。
そのミズバショウが咲いている湿原に、ミズバショウが咲く頃よく見られるのが、黄色い花である。

この花、リュウキンカが、湿原では、とてもまぶしく美しく目に映る。
リュウキンカを漢字で書くと、「立金花」と書くらしい。
まさに、「すっくと立って黄金色をした花」である。
花言葉は、「必ず来る幸福」。
すばらしく縁起のいい花に感じる。
春は、フクジュソウ、リュウキンカ、ヤマブキ、クサノオウ、タンポポ、菜の花…と黄色色に輝く花が多い。
わが家の葉ボタン、小松菜なども、黄色く咲いて「菜の花」となっている。
黄金色を見ると、心が明るくなる気がする。
暗く沈んだ心をも、明るく照らしてくれる気がする。
だから、この幸福に関する花言葉をつけられたのだろう。

今日は、今年初めてリュウキンカを見ることができた。
春の日、「必ず来る幸福」が本当に来ることに期待を込めて待つことにしよう。