ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

けが人は多いが、若手の活躍が楽しみな今季のアルビレックス新潟

2011-05-07 22:29:33 | アルビレックス新潟
主力級の選手に、大きなけがが続出しているアルビレックス新潟。
昨季の開幕戦GKだった黒河選手が、開幕直前、右足アキレス腱断裂で全治約5~6カ月。
一番のベテランで、先発でも交代でも頼りになる内田選手が、(右手薬指)右環指深指屈筋腱断裂で全治約2カ月。
そこへ来て、先日の試合で、今季新潟に復帰した菊地選手が、先日の試合で左ひざ内側側副じん帯損傷で全治約2カ月。
この他にも、石川選手が首を痛めてメンバーから外れたりしている。
重要な戦力を次々と失っている新潟は、そんなに選手の層が厚くない。
だから、今日のアウェー大宮戦のベンチ入りメンバーを見たら、驚いた。
今年入ったばかりの高卒新人が2人、4年目の若手が4人。あとは5年目が1人。
若い、若い。
これでいくと、ベテランがいない今日は試合の途中で、試合を落ち着かせるための交代というのはありえないなと思った。

試合が始まった。
チャンスだ。
行け、ヨンチョル!
そう思った瞬間、チョ・ヨンチョル選手が太もも裏を押さえて、ピッチに倒れ込んだ。

あ、ハムストリングをやったな!!?
これは、無理できない。
早々に、新潟の最大の攻撃力と言ってもよいチョ・ヨンチョル選手が交代。
代わりに、4年目の木暮選手が入る。
チョ・ヨンチョル選手に代わっての練習はしていなかっただろう。
これでは、コンビネーションもうまくとれないだろうと思った。
案の定、木暮選手、なかなか大胆な動きはできない。
さすがに、チョ・ヨンチョル選手のようなスピードや技巧は不足しているように見える。
なんと新潟は、前半残り5分となるくらいまで、シュートは1本もなし。
押されまくって、前半終了。

しかし、後半になると、どちらかというと新潟の方がチャンスを多くつかむ。
木暮選手も、積極的に動き、ボールにからむ。
惜しいことに、ゴール前の絶好のチャンスをロペス選手が2度外してしまった。
もったいない。
試合は、大宮も決め手を欠き、0-0で進む。
終盤に黒崎監督が交代選手として出したのは、なんと高卒新人のFW酒井宣福選手。
こんな大事な試合で、こんな展開で出すとは、すごい采配だ。
酒井(宣)選手も、積極的にシュートをねらうなど、よさは十分見て取れた。
やがて、試合終了。
0-0で引き分け。


けが人が多いこの時期に、レギュラーのチョ・ヨンチョル選手まで、けがで出られなくなってしまった。
だが、今日の試合を見ていて、若手が結構よくやれていると思った。
開幕戦レギュラーではなかったDF鈴木選手が、今やセンターバックの主力である。
ヨンチョル選手に代わった木暮選手も、後半は自信を持ってよく動いていた。
左サイドのDF酒井高徳選手は、確かに日本代表に呼ばれるだけあって、攻守にすばらしいスピードを発揮している。
GK東口選手も、すごく安定した守備で、守りを支えている。
高卒で、5試合目にしてJ1出場を果たしたFW酒井宣福選手。
急速に若手が成長しそうな感じだ。

けが人が多くて選手層が薄いアルビレックス新潟だが、これで開幕以来5戦負けなしの5位。
若手が自信と力をつけていくと、これからの活躍が楽しみだ。
来週は、ホームで首位柏を迎える。
勝利を期待しよう。
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