ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

ホーム11連勝ならず、今季ホーム初黒星 ~2022ホーム・ジェフ千葉戦~

2022-07-07 13:48:49 | アルビレックス新潟
今季初のホーム敗戦。


サッカーJ2リーグ第25節、アルビレックス対ジェフユナイテッド千葉。
前回対戦のアウェイでは負けているので、ホームでは勝ちたい。
そして、ホーム11連勝を成し遂げ、「ホーム、強いっすねえ」という、選手の声を聞きたい。
警戒すべきは、ツートップの桜川ソロモンとブワニカ啓太。
そして、前回対戦でやられたセットプレー。
そんなことを思って臨んだ一戦だった。

試合は、やはり新潟がボールをつないで攻勢に出る。
だが、千葉は、時々ファウル覚悟で止めに来る。
そうだ、思い出した。
前回も、千葉はファウルで新潟のリズムを崩し、いらいらさせるような戦いをしたのだった。
またこのやり方か、好きになれないなあと思いながら見ていた。

すると、12分、自陣でMF島田がファウルを犯してしまい、千葉にFKを与えてしまった。
FKの直後、プレーの中で田上が相手FWにひじ打ちを食らったようで顔を抑えて倒れた。
だが、プレーはそのまま続き、GK小島がはじいたこぼれ球を、ゴールに蹴り込まれてしまった。
主審にも副審にも見えていなかったのか、そのまま先制ゴール。

ただ、新潟の選手たちは、気を再び強くもって試合を再開する。
すると、23分、敵陣深くで得たFK。
今度は、新潟のMF島田が、お返しにと強く鋭く蹴ったボールは、ポストをたたきながらも、ネットを揺らした。



会心のキック、会心の一撃!
新潟は、同点に追いついた。



この後、試合は新潟有利に流れた。
ハーフタイムまでも、ハーフタイムが終わって後半になっても。
ところが、プレーの中で、千葉の選手たちはよく傷み、うずくまったり倒れ込んだりする。
試合をたやすく中断するために、新潟は流れを完全に自分たちのものにし切れない。
そんなシーンが何度も見られた。

後半から新潟の攻勢が続いた後、初めて千葉が攻め込んだときに、コーナーキックを与えてしまった。
ゴール前に上げられたボールが、ノーマークの相手に渡りシュートしたボールは、ちょうど相手FW桜川の足に当てられて、勝ち越し点を許してしまった。

またも、セットプレーからの失点。
警戒していただけに、悔やまれる。

このあとも、新潟は攻めまくった。
本間至恩を中心に、ゴール前には迫るが、最後のゴールが生まれない。



伊藤や谷口、シマブクらの交代で勢いづくも、ついに得点は奪えなかった。
ホーム12戦目にして、悔しい、今季初のホームでの敗戦だった。

DAZNでゲームのスタッツを見る。



すると、新潟のボール支配率72%。
圧倒的だ。
そのわりに、シュート13本の数は今一つ。
つまり、攻め込みながらも決定的な場面まで行くことが少なかったということだ。
また、枠内シュートも、13本中7本とほぼ半数で、最近にしては低い数字だった。

ボールのあるところでもないところでも、相手選手がやたら倒れて試合のリズムを崩していた。
その術中にはまったわけでもあるまいが、同じチームにまた同じことをされて負けてしまったのは、悔しい限りだ。

だが、敗因を検討して、さらにチームを強化してほしい。
監督のブレないところは、敗因を自らに向けて乗り越え、より強くなろうという言動に現れている。

大丈夫。もっと強くなる。
試合後の選手たちの悔しがり方を見ていると、そう確信する。
平日の夜の試合に9,985人の観衆が来場したのに、勝てなかった。
その悔しさと無念さをこらえつつ、いつもより深々と頭を下げた選手たちだった。



スタンドのサポーターたちは、激励の拍手を送る人が多かった。



「今日の試合、悪くはなかったぞ」
「惜しかった。次こそ勝とう」
拍手は、懸命に戦った選手たちをねぎらうとともに、鼓舞し励ましているように聞こえた。

首位の横浜FCは、秋田に終了間際で同点に追いつき、新潟との勝ち点差を2と離した。
3位の仙台は、甲府に快勝し、新潟に勝ち点差1に迫った。
だが、私は、去年に比べて悲観していない。
新潟の攻めの形が確立しているし、修正したり強化したりすることが十分可能だと思うからだ。
去年のように、得点力のあるFWがほしいなどとも思わない。
まだまだこんなもんじゃない。
底力はもっとあるはず。
そう期待している。

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