ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

無念、雨中の再逆転負け ~2022ホーム岡山戦~

2022-07-24 12:56:58 | アルビレックス新潟


いやあ、悔しいなあ。
ホーム戦、一度は逆転するも、後半に2点取られての再逆転負けだもの。
シュート数も、ゴールへのチャンスも、ボール支配率も、対戦相手の岡山を上回っていただけに、非常に悔しかった。



でも、悔しかったのは、私たちよりも選手たちだったのだよな。
新潟日報によると、主将堀米の談話は、
(ロッカールームの雰囲気は)暗いというよりは悔しい。(自分たちへの)怒りに近い感情が強い。ここまで連敗なくきているので、きょうの課題を1週間で解決する。

…「怒りに近い感情が強い」というのだから、痛切だ。

前半の入りこそ主導権を握られ、13分に1点を先制されたが、それからは、ずっと新潟がペースを握った。
21分、勝負の鬼になって「雉退治」すると宣言していた島田が、FKから直接ゴールを決めた。


有言実行!すばらしい!!

押せ押せの雰囲気から、32分、高木のパスを受けた伊藤が左足でシュートを決め、新潟が逆転!


前半のうちに、逆転するなんて、「ホーム、強いっすねえ」だった。
その後も、チャンスはあったのだけれど、決めきれないうちにハーフタイムになってしまった。



後半が始まると共に、雨が降り始めた。
なんか嫌な雰囲気だなあと思っていると、後半開始まだ2分もたたない時だった。
ゴール前にいいボールをあげられ、ついていた堀米との身長差で、岡山のミッチェル・デュークに頭で同点弾を決められてしまった。

これには、空も泣いた。
バケツをひっくり返したような強い土砂降り雨が降り出した。
あっという間に、びしょぬれに。
ひどい降りだったが、こんななかでも戦っている選手たちへの敬意から、私は急いでポンチョを身に着け、座席を移動せずに雨に打たれ続けた。
靴や座席の尻に、雨がしみ込んできたが、負けるものか。
太鼓の音に合わせて、懸命に拍手を響かせた。

チャンスは、それなりに多く作った。
だが、新潟にゴールは生まれなかった。
決定的な場面で枠に飛ばせなかった場面もあった。

ただ、言いたくはないのだが、レフェリングに恵まれなかった。
ゴール裏に近い方で見ていたからよく分かるのだが、ペナルティエリアで新潟のFW鈴木が露骨に相手DFに手を使われたり足をけられたりしていたのが2回あったが、審判の笛は鳴らなかった。
おまけに、エリア内で岡山選手のハンドがあったが、これも見過ごされた。
決勝点となった岡山の3点目も、実は明らかに岡山選手のオフサイドがあったのに、見逃されてしまっていたから生まれたものだった。
岡山戦では、過去にもオフサイドを見逃されて0-1で負けた試合がある。
J2リーグにもVARがあれば…と、今回つくづく思った。

結局、同点弾は生まれず、新潟は苦杯をなめた。



でもね、新潟のサポーターたちは、知っている。
選手たちが、レフェリングを言い訳にせず、最後まで懸命に走って勝とうとしたことを。
見ていてハラハラドキドキするいい試合を繰り広げたことを。

そして、願うのだ。
次以降の試合でもあきらめずに今の戦いの進め方を続けて、今度は勝ってほしいことを。

今日は負けたが、大丈夫、いける!
これからもがんばれ!!
応援するぞ!!



そんな思いが込められた拍手が、スタンド前での選手たちのあいさつが終わった後も、ずっと続いていた。



サポーターたちの思いが、選手たちにも届いているのが、選手たちの無言で歩く様子から痛いほどわかった。
それは、前出の堀米のコメントでも伝わってくる。

次節は、3位仙台に勝って4位に上がってきた長崎とのアウェイ戦になる。
COVID-19感染症の拡大が心配だが、誰が出てもこれだけのブレない戦い方ができるチームはなかなかない。
次の試合に大いに期待している。

Visca Albirex !!
コメント
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