久々の豪雪だ。
この冬、中越地方や上越地方は、2mをこえる豪雪に悩まされている。
それに比べると、新潟県内でも私の住む地方では、積雪は少ない方だ。
と言っても、積雪量は50cmよりははるかに多い。
これだけの雪は、太平洋側では考えられないであろう。
この冬は、昨年度末に雪が降ってからすぐ根雪になり、なかなか解けるくらいまで気温が上昇しない。
ずうっと寒さが厳しいのである。
まあ、当然のことだが、新潟県に住んで毎年を過ごしていると、ひと冬の間でいつ頃が一番寒くなるのか、最もひどく雪が降りやすいのかが、わかる。
もっとも、寒いから雪が降るのであるけれども。…。
それがいつかと言えば、この1月末から2月初旬なのだ。
寒さは仕方ないとは思うのだが、朝の冷え込みが厳しいと、怖いのが路面の凍結である。
先日は、その路面ではでに転倒した私であるが、何も転倒だけが怖いからではない。
それより怖いのは、運転中の事故である。
何しろ凍結した路面では、ブレーキを踏んでも車が止まらなくなったり、ハンドル操作がきかなくなったりする。
今朝も通勤途上、ゆるやかな坂道の交差点で、接触(衝突)事故を起こしている車を見た。
あれは、明らかに坂道を下っていた車のブレーキがきかなかったからであろう。
かわいそうに、と思いながらも、いつ自分も同じ目にあっても不思議ではないと思う。
自分が気をつけていても、車間距離をとらずにくっついて走る車は多い。
また、今朝は自分の車がカーブを通過し終わりそうなとき、ハンドル操作がまったくきかなくなり、くるりんと横を向いてしまった場所もあった。
幸いにもこの時は、前後に車がいなくて助かった。
冬用のタイヤで走行していても、これである。
TVのCMのようにピタッと止まったりはしない。
凍結した道路、圧雪でつるつるになった道路は、本当に怖い。
できれば運転したくないのだが。
…それじゃあ、運転しなければいいって?
とんでもない!
通勤手段が、ほかにない!
自家用車以外の交通手段がないところを20km近く通勤しているのである。
新潟県は、自家用車以外の交通手段をもたない広さをもった県でもあるのだ。
早く2月の10日過ぎになってほしい。
その頃になると、冷え込みが少なくなり、凍結することも少しずつ減っていくのだが…。
ああ、春が待ち遠しい。