ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

今日は、何といっても、大谷翔平選手!!

2024-09-20 22:07:25 | ひと

今日は、何といっても、大谷翔平選手!!

日本のプロ野球でもまだないのに、メジャーで史上初の50本塁打&50盗塁の達成だなんて、すごすぎる!!

それどころか、今日の活躍なんてマンガやドラマでもありえない。

6打数6安打、3連続本塁打、10打点、2盗塁だもの。

もし、3打席目の記録は2塁打だったが、3塁でセーフになっていれば、サイクル安打だって達成できていたことになる。

そうやって、50ホームラン・50盗塁を一気に超えて、51ホームラン・51盗塁の達成は、すごすぎる。

 

それにしても、高校を卒業するときに、よく日本ハムが彼をドラフト指名をしてくれたものだと思う。

当時の栗山監督の方針が、投手としても打者としても育成する、ということだった。

ともすれば、投手力だけに目を向けていて、打者としての素質については見逃している人の方が多かったのではないかと思う。

今までではあり得ない「二刀流」の選手として、大谷を育ててくれた。

それが認められて、メジャーに渡ったのだから。

エンゼルスでの活躍で、周囲に二刀流を認めさせるとともに、ホームランを大量に打てる打者として超一流であることを示してきた。

栗山監督、日本ハムというチーム、すばらしい先見の明だったね。

 

ただし、そこに本人の不断の努力がなければ、こうして花開くことはなかっただろうと思う。

「50-50」というけれど、後半の数字は盗塁の数字だ。

日本にいたとき、そしてエンゼルスにいたとき、彼の盗塁の数はここまで多くはなかった。

今季ドジャースに移籍して、昨季の手術からのリハビリ期間として投手としての活躍は見られない分、盗塁という新たな活躍の姿を見せてくれている。

盗塁数は、現在51だが、これは6月にベッツが離脱して1番打者としての起用が多くなってから、すごく増えたのだった。

ベッツが離脱する前の70試合では盗塁は15個だったのが、それ以降は80試合で36盗塁と急上昇だなんだとか。

もし、ベッツ離脱&大谷1番起用がなければ、こんなに盗塁数は増えなかったのではないかな?

でも、こんな条件をプラスに転化してしまうのだから、やっぱりすごいと思う。

1番打者としての起用ならば、自分がチームの勝利のために何ができるか、何をするのがベストなのか、を突き詰めているのが大谷なのだ。

野球をして、自分ができることを最大限に追求しているから、盗塁は数だけでなく成功率もすごい。

今日まで、28回連続で盗塁を成功させていて、今季の成功率はなんと92.7%だそうだ。

「絶対の自信がなければ走らない」と言っているから、51個も盗塁を決めているのは、投手の癖や球種などもしっかり理解して臨んでいるからだろう。

プロ中のプロだねえ。

 

今日の1回の3塁盗塁には、驚いた。

日本だと、1回の無死2塁なら普通ランナーは走らない。

走ってアウトになってチャンスをつぶすかもしれないと考えたら、走ってもよいというサインは出さず、走るなというのが、日本では常識のようになっているからだ。

そんなことを考えても、メジャーでプレーしているからこその自由度がある。

それが大谷の個性をいっそう伸ばすことにつながっているように思えるのだ。

 

そして、3打席連続本塁打。

49号を打ってから、次の打席では反対方向のレフトへのホームラン。

連続で打つ勝負強さ。

6打席目の相手投手は、大差だったので野手が投げていた。

緩いボールにタイミングが合わずに打ち取られている打者が多いのに、大谷はしっかり引き付けてライト上段にホームランをたたき込んだ。

右に左に、緩い球にと技術の高さを見せてくれた。

 

とにかく、野球のプレー一つ一つに楽しみながら真剣に取り組んでいるのが見える。

そして、一緒に野球をしてくれる人たちや、プレーを見てくれる人たちに対するリスペクトも忘れていない姿には、感銘を受ける。

 

ケガさえしなければ、これからもきっとたくさん楽しませてくれることだろう。

「ケガさえしなければ」と書いて、また思った。

そういえば、彼はケガをしていない。

肘の手術の影響はあっても、今季は他の選手たちと違ってケガをしていない。

身体の管理も超一流だということだ。

 

歴史に残る大選手、大谷翔平の活躍が見られる幸運に感謝しつつ、これからも大いに楽しませてもらおう。

 

大谷翔平選手、大記録達成、本当におめでとうございます!!

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0-3のスコアほど悪くないと思うことにする ~2024第29節アウェイ名古屋戦~

2024-09-19 15:03:05 | アルビレックス新潟

昨夜は、遠方で用があって、試合中継はLIVEで見られなかった。

その用がほぼ終わったとき、スマホで途中経過を確認したら、試合は後半の30分を過ぎた辺りであった。

えっ!?アルビ、名古屋に負けてるじゃないか。

しかも、0-2。

ありゃまあ…、じゃあこのまま負けちゃうのか?

1点くらい返してくれよ、と思った。

 

ところが、しばらくして見たら、今度は0-3になっていた…⤵

試合の前半に先制されて、前半の終了間際に追加点取られて、後半の終盤近いところでダメ押し点…。

勝つ方としては、理想的な得点の積み重ね方だな。

でも、負ける方としては、落ち込むなあ…。

この試合、そんなにガタガタのダメな試合だったのか…???

 

昨夜は帰りが遅くなったので、今日になって、DAZN視聴。

音を消して解説の声を聞かず、試合そのものをじっくり(でもないか)見るようにした。

 

試合開始から、名古屋の圧が強い。

新潟対策をした他チーム同様、前からボールを追いかけてくる。

ただ、他チームよりも強度が強い印象。

スピードがある選手が多いせいか、パスで相手を振り切ることができない。

それでも、15分くらい我慢すれば、動きつかれた相手を振り切ることができるはず。

だが、ちょうどそのくらいの時間が終わりそうなころ、失点してしまった。

サイドからセンタリングを上げられると、飛び込んできた選手に高い打点からヘディングされると、GK小島の手が届かないところに飛んで行ったボールがゴールネットを揺らしてしまった。

うーん、これは仕方ない。

ヘディングした相手をほめるしかない。

 

悔やむべきは2失点目だろう。

1点ビハインドとなった新潟は、追いつくべくそれなりに前がかりに攻めていた。

だが、そのときは、こちらのボランチがボール奪取され、それをすぐさま前線の永井に送られてしまった。

彼のスピードは半端ない。

こちらも守りのスピードはあるはずのDFトーマス・デンが振り切られてしまった。

GK小島も防げず、痛い失点。

 

前半のスタッツを見ると、なんと枠内シュート0本。

これでは勝てないなあ。

ハーフタイム後、それなりに互角の展開が続いた。

ここで次の1点を取れれば、まだ新潟にも希望が持てたのだ。

その希望のために、松橋監督は、前線を3人替えして攻撃力アップを図った。

 

だが、皮肉にも次の得点は、やっぱり名古屋。

カウンターから、やや遠目から打ったシュートは、左利き特有のカーブを描いてゴールの外からゴールの中へ吸い込まれていった。

あー…。

でも、これも仕方がない。相手のシュートが絶妙だった。

 

0-3となったアルビだが、あきらめずに懸命にボールを追った。

ボールがバーに当たったり、何度も相手GKのスーパーセーブにあったり。

選手たちは一生懸命に戦っていたのがよく分かった。

昨夜負けたのを知ったときに思ったような、ミスでガタガタのニイガタではなかった。

失点も3点はいずれも相手の名古屋の選手の個人技がよかった。

新潟は、チャンスも作ったが、今季よくあったように「決めきる」ことができなかった。

これには、名古屋の個々の選手の動きが予想外によかったことや、新潟以上に異常に蒸し暑かったコンディションが影響したのじゃないか、と思う。

追いつけずに失点を重ねたから、惨敗に見えただけのことだ。

 

試合後のスタッツを見ても、後半はシュート数、枠内シュート数ともに完全に名古屋を上回っていた。

(あれ?名古屋の枠内シュート数が前半終了時も後半終了時も同じ6って、ヘン!枠内に行ったから得点が1増えたはず。せめて7にならなきゃオカシイのでは??)

0-3のスコアほど惨敗だったわけではない。

決してすべてが悪かったわけじゃない。

悪いところは修正し、改善すればいいのだ。

リキさん(松橋監督)が言ったように、「こういうゲームもあるだろう」と割り切って、また次の試合に臨んでほしい。

 

すぐに来る次の試合は、日曜日のホーム神戸戦。

ホームで負けるのは見たくない。

首位を争うチームに対しては強いことを証明してもらおう。

 

Visca Albirex !!!

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「ミソハギ」という名前

2024-09-18 11:24:00 | 草木花

先日、用があって車を走らせていたら、道路沿いに濃いピンクの花が咲いていた。

そのまま走っていたら、田んぼの畔にも咲いているのを見かけた。

なかなかきれいだな、と思いつつも、用事を足すのが優先なので通り過ぎた。

 

その花の名前は知っている。

「ミソハギ」という。

このブログを始めたころ、この花について書いたことがある。

 

刈り残されたミソハギ - ON  MY  WAY

夏。われわれ人間は、暑さにげんなりしているが、植物は違う。暑い陽射しと時々の雨を受けて、大きく育つ。私が通る道の両脇にも、大きく育った草たちが茂っている。時々道...

goo blog

 

道路わきの除草作業で、ミソハギの咲いているところだけ、ぽっかりと借り残されていたことに、人の心の美しさを感じたというようなことだったっけ。

それって2008年のことだったのだね、時の流れは早いなあ。

…言いたいのはそのことではない。

 

「ミソハギ」という名前のことがずっと気になっていたのだ。

その名前は、どうしてついたのか、ということ。

「ハギ」は、萩に似ているから「ハギ」なのだろう。

けれども、「ミソ」って何だ?

「味噌」か?

でも、花やその立ち姿から「味噌」は全く関係ないだろう。

咲いているのを見かける場所は、田んぼや道路わきの湿地などが多い。

だから、「ミソ」は、「みぞ(溝)」がなまった表現なのではないか?

「溝萩」が「ミソハギ」になったのじゃないかな?

ずっとそう思っていた。

 

今回、せっかく疑問がぶり返したのだから、と調べてみた。

ウイキペディアによると、

ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。

祭事などに用いられるため、その関係の呼び名が豊富で、他にも「盆花」「精霊花」「霊屋草」などとも呼ばれる。

 

…なるほど。

「溝萩」説もちゃんとあるわけだ。

でも、祭事などに用いられるということなら、禊に使った、という説が中心なのかな。

それで禊萩(ミソハギ)というのか。

「ミソギハギ」とは言いにくいものね。

 

また、漢名の表記では「千屈菜」と書くとのこと。

「千屈菜」と書いて「ミソハギ」とは読めないが、そう読んで、秋の季語になるのだそうだ。

 

別な日、あのミソハギはまだ咲いているかな?と気になって、少し遠回りして見かけた場所に行ってみた。

ラッキー、まだ咲いていた。

そして、撮ってきたのが今回の写真たちなのであった。

遠回りしても、まだきれいに咲いているのを見られてよかったよ。

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「西遊記(1)おれは不死身の孫悟空」(作・呉承恩、文・吉本直志郎;ポプラ社文庫)

2024-09-17 20:06:45 | 読む

学校が 好き 好き 好き

勉強が 好き 好き

おそうじ 好き 好き 好き

留守番 好き 好き

そんなやつが 悟空の大冒険をいっぺん見たら

びっくりして ひっくりかえってドイン…(以下略)

 

小学生の頃、「悟空の大冒険」というアニメがテレビ放送されていた。

「鉄腕アトム」の後番組だったから、それなりに楽しんでよく見た覚えがある。

タイトルから、それは「西遊記」のアレンジ版だということが分かる。

冒頭の歌詞は、エンディングに流れていた歌。

自分でもまだ覚えていて歌えることに驚いてしまう。

子どもの頃のすり込みは強いものだね。

 

「西遊記」の歌といえば、そんなアニメのエンディングよりも、これだろうという人が多いだろう。

Godiegoが歌った「ガンダーラ」だ。

私がまだ学生だった時代のヒット曲。

この歌のヒットによって、「ゴダイゴ」の名前が知られるようになった。

それは、テレビドラマ「西遊記」の主題歌だったのだが、ドラマも歌も両方ともヒットしたのだった。

なにしろ、登場人物を演じた俳優陣が個性的だった。

主役の孫悟空が堺正章、三蔵法師が女優の夏目雅子、そのお付きの者に猪八戒が西田敏行、

沙悟浄が岸部シローだった。

ほかにも、観世音菩薩が勝呂誉、釈迦如来は高峰三枝子、太宗皇帝が中村敦夫と、不思議な顔ぶれでもあった。

それが当たっていたのも、人気の秘密だろう。

ただ、いくら俳優陣が豪華でも、内容が面白くなければ,ウケなかっただろう。

やっぱりもともとの原作、「西遊記」が面白くなければ、「悟空の大冒険」もこのドラマ「西遊記」も人気作品にはならなかったと思う。

 

このたび、小学校時代に読んだ「西遊記」を久々に読んでみた。

今、アラフォーとなった娘が、いろいろと片付けをしているのだが、子ども時代の本も片付けている。

その中の1冊に、本書「西遊記(1)」があった。

児童向けの本として、ポプラ社文庫で出ていた。

今はもう廃本だろうけれど…。

そうだったなあ。現職時代は、ポプラ社文庫の本を学級の児童向けに面白そうな本を次々と買って教室に置いておいたのだったなあ、などと思い出した。

「西遊記」かあ…と思ったら、ここまで書いてきたように、「悟空の大冒険」やドラマ「西遊記」のことを思い出した。

どんな話があるのか、少し思い出してみたくなった。

「西遊記」なんて読むのは、子どものとき以来だなあ…と思いながら、児童書なので比較的短い時間で読み終えることができた。

なかなか突拍子のない話ばかり出てくるので、想像力や創造力がないと、話についていけなくなる。

そのようなソウゾウ力(想像力・創造力)があれば、ワクワクドキドキしながら楽しく読めるんだなあ。

それが「西遊記」という話なのだということを再確認した。

 

家に置いてあったのは第1巻だけであったので、続きはなく、この読書はおしまいにする。

でも、西遊記には心おどる楽しさがあることを、もう一度確かめた思いだよ。

手塚アニメから、ゴダイゴ、夏目雅子まで思い出しながら、ね。

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敬老の日

2024-09-16 19:53:56 | 生き方

今日9月16日は、敬老の日。

先日の「チコちゃんに叱られる」で、敬老の日は、兵庫県の「としよりの日」から来たのだということを知った。

特に故事とは関係なかった、と知った。

別に、それが理由で敬老の日を意識したわけではないが、今年は初めて自分に関係のある日なのだと意識した気がする。

 

総務省が公表した人口推計によると、65歳以上の高齢者は全国で3625万人と過去最多だという。

前年比で2万人の増。

総人口に占める割合も過去最高の29・3%なのだそうだ。

 

新潟県では、前年に比べて3000人減の71万2千人だったそうだが、県人口に占める高齢化率は33・9%で、前年比0・3ポイント増であり、42年連続で過去最高を更新中だという。

市町村別の高齢化率は、最高が阿賀町の52・3%。

かつて勤めた時から10年以上がたち、あの頃よりさらに少子高齢化が進んだ。

だから、10数年前に私が勤めた職場は、もうすでになくなってしまった。

高齢化率が最も低かったのは聖籠町の27・4%で、新潟市は30・9%だったというが、その数字だって「うわっ、低い」と思えるほどの数字ではない。

 

さて、高齢化率が33・9%ということは、県内の3人に1人は高齢者だということだ。

かくいう自分も、そのone of them なのである。

 

自分が高齢者の仲間入りをしたのは一昨年だったが、特別な感慨はなかったといってよい。

まあ、年金がおりるようになって、もらえる年齢になったのかとは思ったが。

不思議なもので、去年もおととしも「敬老の日」だからといって、自分がその対象として関係しているとは思わなかった。

年齢は高齢者になっていても、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼んでくれる孫がいるわけでもない。

自分たちがジジババになっているという自覚はなかったのである。

だが、今年は、自分のことと感じる割合が高くなった。

 

それはやはり、自分の体力や体調が少しずつ落ちてきているせいだろう。

走ることは好きだったのに、少し速く走った翌日などにはクラクラしそうになったり疲労感を感じたりするようになってしまったから、無理をしないジョギング走りになってしまった。

今年の春には、COVID-19感染症陽性となり、苦しい時を過ごした。

その前後から、内臓がどうも今までとは少し違うような感じになっている。

自分の周囲にいる同年齢や少し下の人でも、体力の衰えや体の不調を言う人が増え、それを他人事とは思えなくなった。

そのうえ、自分の親世代の人々が本当に少なくなってきた、ということがある。

少し前までたくさんいたその世代の人たちがいなくなり、次にいなくなるのは自分たちの世代なのだ、ということをひしひしと感じるようになってきた。

それを実感させるのが、自分が影響を受けた、同じ世代や少し上の世代の有名人たちが、何人もこの世を去っていったということ。

そんなようなことが、自分を高齢者だと実感させることにつながっている。

 

奇しくも先週末、ほぼ同年齢で40代ではすごく世話になった人が亡くなったという報せが届いた。

突然の訃報にはただただ驚いた。

10年ほど前には前立腺がんなどを乗り越えた人だったが、先週具合が悪いからと入院の措置がとられた翌日、急逝したのだという。

まだ70歳にもなっていないのに、急逝だって…?

同世代の訃報を聞き、自分たちの世代でもいつ人生の終わりを迎えるか分からない。

そんなことを急に身近に感じたのである。

 

今日は敬老の日なんだって…と、簡単に流せなくなった今年の敬老の日………。

 

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動きのよさに感心しつつ、1失点は余計だな ~2024第30節ホーム湘南ベルマーレ戦~ 

2024-09-15 10:58:31 | アルビレックス新潟

延期になった29節名古屋戦を前に、第30節のホーム湘南ベルマーレ戦。

8月負けなし、ルヴァン杯準決勝進出と、好調なアルビだが、町田とのルヴァン第2戦では敗れてしまった。

その影響はないのかなと、ちょっぴり不安だった。

なにしろ、13位の新潟と17位の湘南の対決で、その勝ち点差は4しかない。

もし負けると、再び降格圏が近づいてしまう。

それよりも、勝つとひとケタ順位の可能性だってあるのだから、勝ってほしい。

そんなことを願っていた。

 

試合が始まると、次第に不安は払しょくされていった。

アルビの選手たちの動きのよさが目立った。

湘南は、前からプレッシャーを与え、新潟の自由なパスを封じようとするのだが、それがはまらない。

新潟の選手たちが、パスしたら動く、動いてまたパスをもらう、という動きが小気味いい。

そして、時々通す縦パスが鋭い。

特に、ここのところレギュラー出場の稲村がすごい。

それを受ける、小野や長倉の動きもすばらしい。

 

そんなアルビの試合ぶりに感心のため息をもらしているうちに、8分、小野の先制ゴールが決まった。

相手DFがゴール前でかき出したかに見えたが、主審はビデオ判定をする裏方と連絡を取っていたのだろう、VAR確認を求める湘南の選手たちの要望を「映像で確認したから」のようなジェスチャーで受け付けなかった。

 

先制されて巻き返しを図る湘南だったが、落ち着いて試合を進める新潟は、32分に待望の追加点。

これがまた長倉劇場で、すごかった。

橋本からのパスを受けて、フェイントを入れ、ボールを持ちかえて相手の守りをかく乱し、

見事にゴールを決めた。

ゴール前でよくあんなに冷静にプレーできるなと、感心した。

 

得点を決めた小野や長倉だったが、前からの守備ということでも、見ごたえがあった。

2人に谷口を加えた3人が、とにかくよく相手を追って、自由にボールを扱わせなかった。

 

さすがに、後半になると立て直しを図る湘南は、選手たちのボール奪取への当たりが強くなった。

新潟は、湘南の攻勢の強さに、前半ほどボールを支配しようとしなくなったように見えた。

無理をして危ないシーンを招かないようにしているようだった。

新潟、後は効果的に選手を交代させていきながら試合を進める。

 

そして、75分、後方からのパスを受けた谷口が、試合を決定づける3点目を決めた。

日本海キャノン、お見事!これで今季10得点目。

J3でもJ2でもJ1でも2ケタ得点したのは、日本人で初めてなのだそうだ。

雑草魂だなあ。

 

3点差をつけられ、思い通りにならない湘南のFWルキアンは、ゴール前で宮本の顔を蹴るという暴挙をおかし、VARで一発レッドで退場となった。

あれは、ひどい。きっと何試合かの出場停止になるだろう。

降格圏に近い湘南にとって、今後これは痛手となるはずだ。。

 

一人少なくなった湘南相手なので、新潟ゴール裏は、「蹴っちらせ」の大合唱となった。

なのに追加得点は奪えず、逆に10人の湘南に、アディショナルタイムに得点を許してしまった。

この1失点は、余計だった。

相手が少なくなると、どうしてか「潟る」癖がある…か?

ということで、反省点を残しつつ勝ったのであった。

まずは、勝利を喜んだ。

 

場内は、プラネタスワン。

マン・オブ・ザ・マッチは長倉。

トントンとマイクをはたいて、確認した後、

「応援ありがとうございました! 次はアウェイですけど応援お願いします! ありがとうございました!」

なんとまあ、シンプルで力強いこと。

毎回こんな感じで、そっけないやら頼もしいやら。

 

これで戦績が10勝10敗9引き分け、得失点差もゼロに戻した。

勝ち点39で、順位も10位。

まだまだ上に行ける。

なにしろ、シーズン前は降格候補に推されていた、あの東京ヴェルディが勝ち点44で6位にいるのだから、新潟はもっとやれるはず。

とりあえず、来週水曜日の名古屋戦も勝って、7位まで浮上しましょう。

 

Visca Albirex !!!

 

 

※ ここのところ、悪意のあるコメントが続いたので、コメントを承認制にしました。コメントを投稿された方には返信が遅くなりますが、どうかご容赦くださいm(_ _)m

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走りながら落葉を見て…

2024-09-14 16:01:00 | RUN

9月も半ばを迎えたのに、暑い日がある。

西日本などでは、記録的に暑い日が連続しているという。

当地では、暑さは去年よりましだ。

去年は暑すぎて、8月は一度も走りに出なかったし、枯れてしまった樹木があったりしたことを思い出す。

今年は、暑い日は暑いが、時にザアッと雨が降る時があり、いくらか救われる思いがある。

 

今日は、たいない高原マラソンから6日がたち、身体のダメージがとれた気がしたので、ジョギングに出た。

 

走り出してみると、足取りは重かった。

まだ疲れが残っていたのか、蒸し暑さのせいなのか。

いつもなら涼しさを感じる木陰に入ったが、涼しくなかった。

それもそのはず、頭上を見上げてみると、葉が落ちてすかすかになっていた。

地上には、落葉がたまっていた。

落葉は、大部分暑さのせいなのだろうけど、秋になりつつもあるのだろうと思った。

 

そんな思いで落ちている葉を見て走っていたら、ふと思った。

暑い夏は過ぎ、秋。

務めの大方を終えて、落ちたのかもしれぬ。

 

その様子が、今の自分に似ているように感じてしまった。

 

高齢化社会。

自分の人生はまだまだかもしれないが、秋であることは間違いないだろう。

今、こうして走れていることは、生きていることの証なのだよなあ…。

それにしても、いつまで走れるかな。

 

…そんなことを考えながら、9km走ってきた。

先日のたいない高原マラソンとほぼ同じ距離でアップダウンもなかったが、3分ほども遅く走り終えたのだった。

 

 

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福島潟、ついでに遊潟広場で野草の花見

2024-09-13 22:00:59 | お出かけ

野草の花見が好きな私らだから、日ごろ身近では見ない野草の花を見られると、うれしくなる。

日ごろ身近ではない野草の花が見られる場所は、何といっても山なのであるが、最近は家庭の事情もあってご無沙汰である。

それ以外に珍しく感じる野草の花が見られる場所は、湿地や水辺である。

昨日行った福島潟も、その条件に当てはまる。

だから、昨日のようにオニバス以外にも、ミズアオイやミズオオバコなどが見られると、うれしい。

ガガブタなんかも見たかったのだが…。

おっと、昨日と同じことを書いている。

 

昨日は、オニバスを見た後、遊潟広場まで足を伸ばして、何かないかと湿地の植物を探してみた。

けっして珍しいわけではないが、いくつか花が咲いているものを見つけることができた。

たとえば、クサネムの花。

ネムノキに似た草だからの命名だろう。

 

そして、小さく黄色い花は、チョウジタデ。

これは、よく見ると、茎と葉の間に小さな花を咲かせている。

 

見づらいけど、ずいぶん茎や葉が細く、花も小さいが、花はオモダカに似ている。

これは、ヘラオモダカというらしい。

 

そして、まったく珍しくはないが、白く小さい花がタカサブロウ。

見分けがつかないが、「アメリカタカサブロウ」の方かもしれない。

 

ガマの穂。花ではないが、これだって、珍しい。

ガマの穂と言えば、神話「いなばの白うさぎ」を思い出す。

サメをだました報いとして、毛をむしられ丸裸にされて苦しむウサギに、オオクニヌシノミコトが登場し、ガマの穂を身体につけるよう教えたという話があったなあ。

 

ほかにイボクサの花もあったけれど、ちょっとピンボケで掲載できず。

 

最後に、スイレンのきれいな花を。

今まで何度かしか見たことがない、というほどの珍しさはなくても、会えるのは湿地や水辺が多い植物たちに会えたのは、やっぱり楽しかったよ。

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毎年恒例のオニバス花見

2024-09-12 19:26:14 | お出かけ

8月下旬から9月上旬、毎年楽しみにしている水辺の花鑑賞。

春には菜の花が美しかった福島潟。

その福島潟の外れにある池。

その池の名前を「オニバス池」と言う。

ここは、日本でのオニバス自生の北限に当たるとのことだ。

 

その花は非常に色が濃く美しいけれども、そのとげが花とは正反対に何とも鋭く多く、怖く感じる。

また、自らの大きな葉を突き破って出てくることも多い。

でも、その咲き方の珍しさにつられて、毎年見に行くようになっている。

 

去年は8月に見に行ったが、時期的に少し早く、開いている花が少なかった。

今年は、たくさんのオニバスの花を見ることができた。

見れば見るほど、引き付けられる。

不思議な魅力のある花だね。

雨が降った直後に見に行ったせいか、池の水の量が少し多く見えた。

 

池には、雨で傷んだように見える、白い花びらにピンクの混じった花が浮かんでいた。

これは、ミズオオバコだろうか?

 

こんなふうに、日ごろは目にふれることが少ない水辺の花を見ることができるのも、ここの魅力の一つだ。

 

今回は、特に目立ったのは、ミズアオイの花。

池によっては、紫色の花であふれていた。

今まで福島潟でこんなにたくさん咲いているのは見たことがなかった。

カメラを構えている人はほかにも2,3人いたが、今日はオニバスよりもミズアオイの方に長い時間かけて撮っている人が多かった。

 

オニバスの池の端には、ハスが植えられていたが、ほとんど花は終わっていた。

だけど、ほんの少しだけ、今でも花を見つけることができた。

大きな花や葉、花が咲き終わった後の、シャワーの蛇口のような不思議な形。

異界とのつながりがありそうで、ハスが仏具に使われるのも分かるような気がする。

 

ほかにも池で見たかった花たちがあったけど、花の時期がずれてしまったのか、ガガブタやヒシなどの花は、今回は見ることができなかったのが、ちょっぴり残念だった。

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可愛いスイカ、切ってみると…

2024-09-11 18:27:30 | 草木花

先日話題にした、勝手に発芽して結実したスイカ。

全体で見ても10㎝ちょっとの大きさでしかなかったから、ちゃんと熟しているとも思えなかった。

あまり期待しないで、包丁を入れて切ってみた。

すると…、

おやまあ、しっかり赤くなって熟しているではありませんか!!

果肉は赤くなっているし、種も黒くなっているし、まさに今が食べごろのように見える!

しかも、皮は薄く、果肉の量がしっかりある。

 

小さいけれども、さっそく「スイカの形」に切って、昼食に添えて家族でいただくことにした。

見かけはいいが、味はどうか、わかんないよなあ…。

さて、ひと口食べてみると…、

甘い!!

おいしいスイカになっていた。

 

勝手に発芽して、勝手に生長して、実りがあったスイカ。

そのうえ美味しかったなんて、すごく得した気分。

量が多くないとはいえ、家族をハッピーな気持ちにしてくれた。

 

まあ、暑い夏、毎日水やりくらいはしたけれどもね。

そのときは、少し「さるかに合戦」の、まいた柿の種に歌いながら水をやっていたカニのような気分もあったのだ。

せっかく花が咲き、実をつけたのだから、ちゃんとしたスイカの実が育つといいなあ。

「おいしい実がなりますように」と、祈りを込めて水やりしていたのであった。

さすがに、「ならぬとハサミでちょん切るぞ」とは言わなかったけどね。

 

ちょっとしたラッキーな、幸福な気分を運んでくれた可愛いスイカであった。

ありがとう。

そして、ごちそうさまでした。

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