7月17日の山鉾巡行には参加しませんが、「居祭り」 という形で守られている
山鉾のひとつに、「大船鉾」 (四条町) という鉾があります。
(京都市下京区新町通四条下る)
昔は、船の形をした鉾が二基あったことになります。
幕末、元治元年(1864) 蛤御門の変による大火で焼失し、以来150年間
「休み鉾」 となっていますが前掛けや見送りなどの懸装品や御神面は難を逃れ、
鉾町の方たちによって守られてきました。
今年は、祇園祭がユネスコ無形文化遺産に登録されて初めての開催となり、
これを機に大きく復興に向けて前進しました。
今年の宵山の期間には上の写真の懸装品と共に「御神面」 も鉾町の「飾り席」で
祀られ一般の人達も見ることが出来るようになりました。
この鉾のいわれは、神功皇后の新羅征伐の説話によるもので、
出陣の船を「船鉾」 とし、凱旋の船を 「大船鉾」 としたものです。
以前は前(さき)の祭りの「船鉾」 に対し、後の祭りには「大船鉾」
が巡行され祇園祭のトリを飾ってきました。
現在は「船鉾」 だけが巡行しています。
一日も早い復興を願います。
どれくらい、大きいのだろう? 早く見たいな~(^^♪