四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

日に千両うごく

2007-01-11 22:59:31 | 生かされて今日
其角(きかく)の句に、「鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春」があります。当時の江戸の活況がしのばれます。
京橋の街路に歴史案内板があり、日に千両うごく江戸の三ヶ所を教えてくれました。吉原は当然として、グルメ通りがあったのに驚きました。
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孫悟空の乗る雲

2007-01-11 07:03:34 | 歌の花束
 在原業平(ありわらのなりひら)は、容姿端麗の色好みの貴族でした。
「隅田川の渡りせんとて、船にのり侍(はべ)りけるに、都鳥を見て

 名にし負はばいざ言問はん都鳥
         我が思ふ人は有りや無しやと」

京へ残した愛人を偲んで、はるばるも来たなぁと涙した歌です。
 隅田川にかかる吾妻橋のたもとに、孫悟空が乗るようなきんと雲が光ります。ビール会社のビルの上です。芭蕉翁の「奥の細道」は隅田川をさかのぼり千住からスタートしています。 

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