ひめゆり

　久しぶりに映画館に参りました。残酷な沖縄の地上戦を経験された「ひめゆり部隊」の生存者の証言を記録した映画です。当時１６才から１９才までの乙女たち２２０人が、戦場の傷病兵看護に投げ出され、薄暗い洞窟で不眠不休の働きをしてほとんどが戦死されました。思い出したくない残酷な記憶を、後世に伝えねばと勇を振るつて証言されています。生存者でも２０名の方からは証言を頂けなかったそうです。気が狂う程の記憶でしょうから。ハンカチを膝にして聞き入りました。
　初めて知りましたが、軍は最後に彼女らに解散命令を出し、砲弾飛び交う闇夜に洞窟から追い出したそうです。そのために以前の戦死者より多い１１０名が殺されたり自決されました。牛島中将、長参謀長の自決した摩文仁海岸まで米軍に追い詰められ亡くなられたそうです。日本本土への米軍上陸を出来るだけ遅らせる為の犠牲でした。
　６月２３日（月）は沖縄慰霊の日です。合掌