四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

干拓の町・泥亀町(でいきちょう)

2010-03-28 06:16:40 | 生かされて今日
 横浜の南端にあるわが金沢区には横浜で唯一の自然の浜辺(わずかですが)や八景島シーパラダイス、ヨットや大型クルーザーの集うマリーナ、中世の武家文庫「金沢文庫」に古刹称名寺・龍華寺にとても古い瀬戸神社があります。さらに横浜市立大とラグビーの関東学院大と2つの大学を持ちます。ペリーの黒船艦隊はシーパラ沖に停泊したので防衛の武者や見物の百姓で大騒ぎだったらしい。
 区の中心は「泥亀町(でいきちょう)」といいます。この町の中心地周辺は江戸湾の入海で、現在の京急金沢文庫駅は海の中でした。この入海を江戸初期に私財を投じて干拓された長島泥亀翁の名をとって町名としたのです。失敗のつど周りからあざけりを受けても翁は自らモッコを担がれたそうです。泥亀翁と一族のお墓は龍華寺にあります。干拓が完成したのは200年後の明治初期です。芽柳が美しい町です。
 ♪干拓者にちなむ町名柳の芽  駿
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