四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

京都を歩く(その4洛南)

2010-07-09 21:01:23 | 生かされて今日

 今日は宇治に近い洛南を目指し、国宝の阿弥陀堂がある法界寺へ地下鉄東西線に乗り山科から終点に近い石田駅で降りました。こちらは私にははじめての地です。
日野の里と云い親鸞上人(信者日本一の浄土真宗開祖・法然上人の弟子)や応仁の乱の一因で悪名高い日野富子を生んだ藤原一族の日野氏の根拠地だそうです。
 駅から青田もあるだらだら坂を25分上り、まだかまだかと昨日の疲れが抜けない足を引きずり尋ね歩いて山すその山門にたどり着きました。さすが国宝のお堂は気品のある堂々たるたたずまいで鎌倉期のつくりとか。日野薬師とも云われる薬師堂は右手にあります。朝方でお寺には誰一人いなくて私の独り占めです。境内の蓮池もキキョウの花も心を和ませる風情でした。
昔はきっと都から遠くはなれた大田舎で、夜はきつねや狸に怨霊の出歩く闇の深い場所だろうなと思いました。

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