四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

七夕月の句会

2010-07-27 20:43:59 | 俳句
 猛烈な暑さの七月も過ぎようとしています。七夕、参議院選挙は過ぎてお盆、蝉時雨、ひまわり、夏休み、夏祭りの季節が巡っていきました。朝夕時折吹く風にはすこし秋の兆しが感じられます。
七月は葉月、七夕月とも云います。
 「おくのほそ道」の芭蕉翁は陽暦5月16日に深川を船でさかのぼり江戸を離れ、旅の49日目の7月3日山形尾花沢に10泊、最上川を船でくだり羽黒山・月山・湯殿山の出羽三山を巡礼、月末には鶴岡、酒田に歩を進めました。この暑さの中、ぞうりでの徒歩、貧しい旅籠の旅は大変な体力と気力と驚くばかりです。

 当月句会の感銘句は以下の通り。

♪祭笛今も昭和で考える  計枝
  ♪麦秋のまんなか我を見失う  ちしろ
♪反芻の種牛の目の夕焼けかな  正浩
  ♪水中花劇に死人の生き返る  邦彦
♪原爆忌息熱くなる朗読会  花子
  ♪あさがほのつゆくちびるに原爆忌  駿
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