四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

新潟県村上市への旅(その3)

2014-11-24 18:12:16 | 生かされて今日

 先ほどまで新潟は小春日和でしたが、到着の村上駅はしぐれの中でした。芭蕉さんが愛した京の時雨、翁の忌日は時雨忌とも言います。日本海の鉛雲が静かな小雨を運んできます。

改札の電光板には秋田行とあるので遥々来たなぁという思いです。塩引き鮭のマスコットが可愛らしい。

小雨の駅前はひっそりとひと気がありません。大きな黒石の歌碑があるので覗きますと懐かしき明治の唱歌「汽車」が刻まれております。作詞者は不詳ですが作曲したのはここ村上出身の大輪田愛羅さんだそうです。

口ずさんで下さい。

  1. 今は山中 今は浜
    今は鉄橋渡るぞと
    思う間も無く トンネルの
    闇を通って広野原(ひろのはら)
  2. 遠くに見える村の屋根
    近くに見える町の軒(のき)
    森や林や田や畑(はたけ)
    後(あと)へ後へと飛んで行く
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