四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

初めての台湾(その2)

2016-05-09 20:48:43 | 生かされて今日

 慈済基金会(ツーチー)が本部を置く花蓮市へ特急電車で2時間、海に近きホテルに旅装を解きました。レストランの食事では紹興酒をも頂き有り難かったです。花蓮市は太平洋側にあり春霞の海が見え、与那国島や西表島(いりおもてじま)、かの尖閣列島も浮かんでおります。

 慈済基金会(ツーチー)は世界的規模の奉仕団体で、尼僧の証厳法師(しょうげんほっし)が数名の比丘尼とともに50年前につくられました。「慈悲を抱き、世を助け人を救う」法華経の実践を旨とする団体です。証厳法師さまは9年前に立正佼成会の第24回「庭野平和賞」の受賞者であられ、3.11の東日本大震災ではすばやい救援活動や億単位の義捐金を布施頂きました。

ネパール大地震、フィリピンの巨大台風災害、中国の四川大地震やヨルダンやセルビアなどの難民支援に慈悲の奉仕を捧げられております。釈尊の教えを身に実践する貴きボランテァ団体です。

証厳法師のご指導は「世界に私の愛せない人はいない」、「世界に私の信用しない人はいない」、「世界に私の許さない人はいない」の3つのないだそうです。釈尊の教えの仏性礼拝の実行です。

驚くことに医科大学を設立、会員の多くが解剖の為に献体をされておられます。肉体は仏さまからの借り物、生涯の最後の奉仕にわが身を捧げておられる崇高な心構えに感動しました。献体者は篤く学内に祀られお顔の写真がまぶしかったです。

有り難いことに証厳法師さまに精舎の食堂にてご一緒できることになりました。アルカイックスマイルの法師さまとベジタリアンの昼食を薫風の中で頂き感動的でした。師は熊本の大地震を懸念されておりました。

  薫風や尼はなめらかに笑みたもふ   駿

コメント