四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

わがままに気付こう

2019-04-30 08:09:11 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『わがままがまかり通っている人を見ると、うらやましくなることがあります。しかし、そういう人は、じつは気の毒な人かもしれないのですね。

私たちの体の中には、いろいろな臓器があります。たとえば肝臓は養分の貯蔵と解毒作業をしてくれていますが、その肝臓の一晩の解毒能力は、日本酒の場合で三合だそうです。ところが忠実な働き者の肝臓は、主人が毎晩ガブ飲みしても「私はもうこれ以上は働けません」などと文句を言いません。われとわが身を犠牲にしてでも、自分に与えられた仕事を一生懸命にこなしていきます。それをいいことに、ご主人さまがいい気持ちで飲み続けていると、さすがの肝臓も力尽きて、倒れてしまいます。毎晩五合の酒ならば、間違いなく十年で肝硬変になってしまうそうです。

人の集まりでも同じで、わがままがまかり通っているのは、まわりのだれかが犠牲になってくれているからなのです。そのありがたさに早く気づいて自分の生き方を変え、まわりの人をいたわってあげないと、やがては命取りになりかねません。』

庭野日敬著『開祖随感』より

 

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