カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

花散り敷いて

2005年04月15日 | △ 旅 あれこれ ドライブ
桜の木下で、散り敷いた花びらがいろんな場所で、さまざまな表情を見せてくれるのが楽しくて面白くて、そんな場面ばかりを集めてみた。
自動車に巻き上げられて道端に寄せられた花たちが、可哀想に思われるほど、南禅寺辺りの花びらは魅力的だった。







風のいたずらで、寄せ集められた花びらは、重なり合って、落花の集いをしているのだろう。
その上にまた今日の花びらが重なっていく、茶色くなって土に還るまでの、暫くの語らいと見た。
見る人に綺麗と思われるのは、落ちても、暫くに過ぎない。



ひとひらずつ散る花びらに混じって、鳥に啄ばまれて花の姿のまま落ちているのもある。
見上げた枝に、何羽かの小鳥が遊んでいる。
花の柄を嘴で持って飛び立つのが見えた。
あれは、遊んでいるのか、食べるためなのか、蜜を吸うのか、鳥に詳しくないので分からないが、興味がある。




石垣に沿って流れる水は、清らかである。
その流れに沿って、びっしりと花びらが浮かんでいる。流れる水と一緒に、浮かんだ花びらも流されて行くのに、その流れが両脇に花びらを従えて行く。
木に咲く花がなくなるまで、水に浮かぶ花びらの帯が、清い流れを縁取っているのだろう。

切花 カンヒサクラ 

コメント (5)
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