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R169を走っていて「山吹が咲いています・壷阪寺」という看板が目に入っていたのを思い出して、行ってみることにした。
しかしあれからずいぶん日が経っているので、もうヤマブキには会える期待はなかった。
毎年咲くヤマブキには、またいつか会えるだろう。
それどころか、もっとよいご縁をいただけることになった。
本堂の八角円堂のご本尊十一面千手観世音菩薩の、ご開帳の時期になっていた。
それも壷阪寺開創1300年来初めての「お身拭い」特別参拝が開催されているのを、本堂にお参りして初めて知った。
私の守護仏は千手観音なので、こんないいご縁はそれこそ観音様のお導きのような気がして、お身拭いをさせて頂くことにした。
先ず、粉お香で両手を清め、背にご朱印のある、おいずるのような白衣を、着せてもらった。(これは、お身拭いが済むと係りの人に返す)
次にご朱印のある白布を頂いた。
手を合わせ、感謝と願い事をお祈りして顔を上げた。
目の前に、胸で手を合わせていらっしゃる千手観音菩薩を拝顔した時、胸にジーンと来るものがあり、瞼が熱くなった。
手の届く範囲は足を被っている衣の部分だったので、観音様のご真言を心の中で唱えながら、丁寧にお身拭いをさせていただいた。
その白布は、ご朱印と一緒に持ち帰り、お仏壇の引き出しか部屋の中の粗末にならない所に置いておくようなお話だった。
毎日PCという目を駆使する時間の多い今である。
何かほっとした安堵感に包まれながら境内を散策を時間をかけてした。
