明け方まで降っていた雨粒を宿して、本堂右のロウバイがしっとりとうつむいて咲いていました。まだ梅の花は開花していないだろうけど、ロウバイはいち早く咲くので、暖かい日の続いた後の雨上がりの午前中に、藤井寺市の道明寺天満宮へ出かけました。前日は鷽替え神事だったのでテレビで見ていますと境内はすっかり人に埋め尽くされていました。あの人で埋まった境内では、梅の花どころではなかったことでしょう。
時々お詣りの人がありましたが、昨日のテレビで見た境内とは、打って変わって静寂そのもので、この日にお詣りできたのがよかったとゆっくり本堂前で手を合わせました。
未年 開運の大絵馬です。
羊の親子がふうわりとした毛に包まれて寛いでいます。
子羊のお父さん羊を、甘えるように見つめている表情がとてもかわいくて見つめていますと、心が和みます。
梅園はまだ開園していません。どれくらい開花したら開園になるのかしらと、入園料のいらない梅園を一回りして頑張って咲き始めた梅の花に、敬意を表してきました。
白梅にも雨の滴がまだ残っていて綺麗です。咲いているのだけ撮りましたので、「これだけしか咲いていないの」との記録写真です。
満開になりますと、園内を見渡せる展望台に登って、何年か前に見た美しさや、メジロたちの遊びを観ることができるのにと、機会があれば再び訪れたいものと思います。
せめてご紋の梅を並べておきましょう。
天満宮に小林一茶が訪れた時の、境内で遊ぶ子供の俳句の句碑です。
季節は青梅の頃だから初夏でしょうか。
目を瞑れば子供を見つめる一茶の姿がそれとなく浮かんできます。