昨日から橿原市のお房観音で、風鈴まつりが始まった。
終日雨だったので、今日、お詣りかたがた出かけてきた。
いつもなぜこんなに早くに行くのか、私なりの訳がある。
風鈴まつりが始まったころに、本堂裏のお庭の夏椿が開花するのを待って、白い可愛いこの花に会いたくて出かける。
「季節の花300」に記述されている夏椿のことを以下に転載させてもらった。
・開花時期は、 6/ 5 ~ 7/10頃。「椿」の名だが、梅雨の頃に開花する。
・すっきりした白色のきれいな花。
5枚の花びらの縁(ふち)には、こまかいギザギザあり。
・花の形が椿によく似ていて、夏に開花することから「夏椿」。
・幹はすべすべしている。
・「沙羅双樹(さらそうじゅ)」と呼ばれることもあるが、お釈迦(しゃか)様が亡くなったときに近くに生えていたことで有名な
「沙羅双樹」は、全く別の熱帯樹のこと。「沙羅双樹」は日本の風土では育たない。
では、なぜ夏椿がこの「沙羅双樹」に間違われたのか・・・。
昔、ある僧侶が、「仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は、日本にもきっとあるはず」と、山に入っていろいろ探したところ、夏椿の
木を見て「これが沙羅双樹だ♪」と思い込み、それを広めたため、との説がある。(ちなみに、釈迦が悟りを開いたことで有名な木
は 「インド菩提樹」)この沙羅双樹は、草津水性植物園の温室に、植栽されているので開花情報を尋ねたら教えて頂けると思う。
夏椿とは全く異なる儚げな花だ。
・別名
「沙羅の木」(しゃらのき)。
沙羅双樹とまちがえたため
この別名がついた。