雨音が聴こえないので、そんなに酷い降りでもなさそうだと、濡れ縁に出た。
夜のうちにもそんなに降らなかったようで、濡れ縁にはなっていなくて、「濡れない縁」だと思いながら勢いよく雨戸を開けた。
遠く東の山を見ると、高見山が雲の上に頂きだけを見せている。
雨の日には全く見えないが、今朝はまだ山の方も降っていいないようだ。
山裾に雲をを巻いているのが面白くて、望遠で高見山を撮った。
日に日に稲が伸びてくる。もう2~3日もすれば濡れ縁から見る範囲では、水の面が見えなくなるほど株が張ってくるだろう。
橿原市の町中を走っていると、夏色が飛び込んできた。
多分早咲きのひまわりを植えているのだろう。
梅雨を忘れてしまいそうに元気に咲いている。一足先のひまわりの花は、毎日鬱陶しく思っている眼にも頭にも嬉しいものだ。
大規模なひまわり畑のひまわりは勿論いいものだが、とある町中の一軒の家の庭のひまわりが、道路を向いてにこやかに咲いているのには、
この季節、なかなか良いものであるというより、嬉しいものである。
先日立ち寄ったカフェの駐車場の前に土手に、ひまわりが咲いていたのを思い出した。カメラを持っていなかったので、次回に来た時に撮らせてもらおうと思いながら帰って来た。