カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

願いよ届け! 明日香の七夕飾り

2015年07月07日 | ☆ ふるさと・大和

 

先日石舞台の見える花畑へ、紅花を写しに行った時、石舞台公園の売店に、七夕の笹飾りがあったのを車の中から目にしていた。

あれからかなり日が過ぎているので、きっと沢山の願いの短冊が吊るされているだろうと、朝から気になっていた。

雨が降ったり止んだりしていたが、午後になって雨の上がった隙間のような時に、明日香へ出掛けた。

  

 

  

明日香につくと小雨がまた降り出したが、傘をさすほどでもなくカメラだけは濡れないように気を付けて、売店へ行ってみた。

沢山の願いをしっかり受け止めているような、七夕飾りが休憩所の軒先にあった。

 

 

こんな雨の日でも、石舞台古墳には何人かの人が見えていた。

「他に七夕飾りをしている所がありますか」 売店の方に尋ねると、「飛鳥歴史公園館の館内にもありますよ。尋ねてあげましょう。」と電話してくださった。

 

 

 丁度帰り道になるので、すぐに行ってみた。

 

  

館内に入ると、笹飾りが賑やかにたくさんの短冊や、飾りをつけて並んでいた。

上の写真にあるように、「願い事を書いて 笹につるしてください。」とポスターに書いて貼ってあった。

この歴史資料館を訪れた人たちが、大人も子供も今一番願っていることを、短冊に書いて、旅の一つの思い出、に笹飾りに託していったものと、微笑ましく思いながら、書かれた文字を辿って読み進んだ。

 

  

ここのところ広島カープの調子がいいので、この願い叶えてほしいね。

次の人生はきっと輝いていますようにと、カメラに。

県内外からこの明日香の地を訪ねた人の、七夕様への願いがみんな届きますようにと、短冊を書いた人の立場に立ったような気持ちになる。

このような昔からの日本の慣わしが、引き継がれてきていることの優しさを大切に思う。

 

館内には「飛鳥里山クラブ」の人たちの活動の記録や、作品、里山で育てている花々の名前や、季節などの展示がされている。

ゆっくりとした時間のある時、写真の展示など見たいと思いながら、七夕飾りの時期は今日を外せば、届く願いも届かなかったらだめなので、すっかり雨の上がった明日香を後に帰途についた。

コメント (6)
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