昨日のことです。
最後の学生時代を一緒に過ごしたKちゃんと一緒に、橿原文化会館へ、展覧会を観に行ってきました。
和代さんから招待状をいただいた時、すぐにKちゃんに連絡して、行く日も決めていました。
「敏夫と和代の春秋展」と題した展覧会です。
和代さんも同窓生で、毎年秋の同窓会には出席したり、幹事を引き受けたりする間柄でした。
ご主人は写真と彫刻、和代さんは書道の道を退職後もひたすら歩んできた、素敵なご夫婦です。
写真の好きな私は、専ら写真の前に足を止め、素晴らしい作品に感動しながら、30点の作品と3点の仏像彫刻を、
鑑賞しました。
県内だけでなく、18の作品は県外で、自然現象の捉え方に大きな感動を頂き、今も瞼の裏に焼き付いた、
いくつもの光景が浮かんできます。
写真をされていることは、今までによく話を聴かせてもらっていたのですが、今回は仏像彫刻の分野にも研ぎ澄ませた感性を、
地蔵菩薩・不動明王、聖観音の3体を彫り上げておられるのには、その多才さに写真と共に、拝見できてとてもよかったです。
和代さんの書は、いずれも大作で、「万葉を巡る」「母の追憶」の書には心打たれました。
桜井のご自宅に伺った時に、家中書の作品に溢れていたのを思い出して、日々作品の制作に
力を注いでいたのだと、つくづく思いました。
改めて、「敏夫と和代の春秋」と題した写真と書の作品展を、写真と書道とジャンルは違っていても、
長い人生を共にしたご夫婦が、それぞれに紡いでこられた芸術作品の、大成であることに
友として心から喜び、祝福をさせていただきたいと思います。