奉納ライブで熱唱する「あやか」さん
今年はこの町が市町村合併をして市になってから、60周年になります。
市ではいろんなイベントを、土日や祝日に開催しています。
次のようなお知らせのパンフを、頂いたので行ってきました。
五條市中之町にある御霊神社について「奈良県に歴史散歩」より
バス停の少し北にひと際濃く樹木を茂らせて御霊神社(祭神井上内親王)がある。
別名福田宮で、御霊神社になったのは1238(嘉禎4)年、霊安寺町の御霊神社からの分祀のときと伝えられている。
本殿(国重文)は一間社春日造、板葺きで「文明四(1472)年」の棟札をもつ。
本殿の両側に脇殿があり、左側は早良(さわら)神社、右側は他戸(おさべ)神社(ともに国重文)でともに一間社流造である。
超大型の台風接近と、秋雨前線のためかなりの降雨でしたが、多くの人たちが神社の前に見えていました。
東京からも来ている人がいるのよと、出会った友人が話していました。
綿帽子を被った昔ながらの、花嫁さんと、紋付き姿の花婿さんは、由緒ある神社には本当にお似合いでした。
挙式が始まった時に神社に着きました。
横に回ると、親切なおじさんが、横の扉を開けてくれましたので、初々しいお二人の神前での写真を撮らせてもらいました。
三々九度のお神酒が、巫女さんの手で注がれています。
最近滅多に目にしない花嫁さんの、綿帽子がとても印象的でした。
この地に住むお二人だと、後で聞きましたが、雨の中での厳かな式は決して忘れることはないでしょう。
式の後お祝いの奉納ライブが行われました。
ライブの司会は、ボーカルのあやかさんです。
演目の紹介から、挙式をしたお二人へのお祝いの言葉、雨の中を参加した人々への、丁寧な挨拶など、
あやかさんのライブを何度か拝聴しているものの、この度もまたまた感心して耳を傾けていました。
はじめは、篠笛のおめでたい曲が、拝殿のしじまの中を縫うように響き流れました。
次はあやかさんの素晴らしい声量豊かなボーカルが、神社の杜に4曲、歌に合わせて思わず足や、体がリズムに
のって雨の中なのを忘れるくらいでした。
この後、お天気だったら新町通りを披露宴会場まで、花嫁行列の予定でしたが、きっと車での移動になったのでしょう。
立ち続けていた足の痛いのが、帰る頃に気づいて、それまで歌の世界に浸っていた自分であったことが、いい時間を過ごせたのだと
それを噛み締め乍ら帰途につきました。