カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

千早赤阪村 水仙の丘 その2

2018年12月14日 | ちょっとおでかけ

 

2018・12・11 撮影

 

水仙は地中海沿岸原産で、日本には平安末期に中国から渡来したと、季節の花300に書かれていました。

 

 

水仙を詠んでいる俳句を、拾い上げました。 

 

 

其(そ)のにほひ
  桃より白し 水仙花
   松尾芭蕉

 

初雪や
  水仙の葉の たはむまで
   松尾芭蕉

 

この地で生まれた楠木正成の、600年祭の記念宝塔がこの上の水仙の中に

建てられています。

足が丈夫だったころには、そこにも登ったのはもう何年か前のことです。

 

 

水仙や
  白き障子の とも映り
   松尾芭蕉

 

水仙や
  寒き都の ここかしこ
   与謝蕪村

 

水仙の
  花の高さの 日影かな
   河合智月

 

水仙の
  香やこぼれても 雪の上
   加賀千代女  

花の少ない雪の季節 多くの俳人、歌人に愛されてきている花であることが伺われます。

コメント (2)
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