起きてすぐに見た裏の田圃は、向こうの端まで見えないくらいに、濃い霧にすっぽり覆われていました。
「この霧はきっと晴れる」そう思いこんで、やや霧が薄れた頃、洞川へ向かいました。
クリスマス寒波がやってきたら、もう山には入れないので、春まで持たせたい水を汲みに行けるのは、
今日がリミットのように思いながら出かけたのですが、下市辺りに行くとだんだん霧が薄くなって
青空が広がってきました。
山間になると、消えつつある霧が時々前方を横切ります。
それでも真上の空は、いい色を見せています。
ここは絶対通過しません。
道の駅・黒滝です。
そしてお目当ては、この煮込んだ串こんにゃくです。
ピリッと一味唐辛子がよく効いて実に美味しい。
この道の駅に次々と入って来る人は、みんな串こんにゃくの所にまず行って、ふうふうしながら
食べています。
私もひとかぶりして、カメラを取り出しました。
黒滝川の水は綺麗に澄んでいて、小石の一つ一つが見えています。
これから向かう山を見つめて、太陽の光の温かさを十分に感じることができました。
11月中頃の温かさだと、お店の人が言っていました。
二つの長いトンネルを越すと洞川がもうすぐです。
心配していた道路の凍結もなく、快適に走ることができました。