お彼岸になると田の畦道を縁どるように赤い額縁を作るヒガンバナほど季節に律義に花を咲かせるのもはないと
心待ちにしていたお彼岸の入りでしたが、窓から外を見る限りでは、所々に赤い色を見せてはいるものの、
田圃を縁どるほどの咲き具合は見られません。
昔はどうだったのかしらと、16年前のお彼岸の頃を辿ってみました。
ここから思い出綴りです。
2008・9・20撮影
畝傍山を背景にして、ヒガンバナの絨毯です。
さらに左後ろには耳成山も薄く見えています。
遠くの山並が見えるように、少しずつ葛城山麓を登ってみました。
赤い絨毯が一層広がって綺麗です。
九品寺さんが葛城山と彼岸花の絨毯の間にみえています。
麓の土手は、彼岸花で埋め尽くされています。
16年前はこんな状態の今頃でしたが、今年はどうなっているのかしら・・・行って見たいと思うものの
今の私には移動手段がありません。
この綺麗な彼岸花の里を、こうして思い出を辿るのが精いっぱいです。