
冬の自然の中のあちこちで咲いている、赤、白、ピンク、斑の花といえば「山茶花」をすぐイメージする。
冬の華・音読みで「冬華」
昨年の冬亡くなった、家のお嫁さんの戒名の中にこの「冬華」という文字を入れてつけてくださったお寺さんが、
山茶花のようなイメージの人だったし、山茶花の花の咲く頃に、彼岸に旅立ったので・・・というような命名のお話をしてくださった。


先日大和郡山市の大和民俗公園に行った時、山茶花の大木が、遠くからも花いっぱいに咲かせているのが目立って美しかった。
ピンクの山茶花である。
他にも色の違った山茶花の大木が公園のあちこちで、花をいっぱい咲かせていた。
椿のようにぽとりと花を落とすのでなく、花びらを散り敷くように落とした芝生や枯れ草の上に、花筵を広げていた。


こちらは我が家の今朝の山茶花である。
低木になるように剪定しているので、塀の外には花を見せていないが、家の中からは、今この色だけが華やかさを見せてくれている。
すでに散った花びらもあるが、今年は花の付が多く、蕾が次々に咲いていく。
昨日は1周忌だった。
法事は1周忌を待たずに11月にしていたが、お墓参りをし、仏壇にはいろんなお供えをして、終日灯りを灯し香を手向けた。
夕方、チャイムがなったので出てみると、
「今日は、おばちゃんの1周忌やから、お仏壇にお参りさせて・・・」思いがけなく、孫の中学時代の友達が来てくれた。
「よう おぼえとってくれて おおきに。」
礼を言う前に涙が出てくる。
仏壇に手を合わせてくれる背中を見ながら、この子達にとっても忘れられない温かいものを残していったお嫁さんなのだと思う。
このような青年のお参りが、三組あった。
「いまどきの若い子は~~~」なんてよく聴くが、みんな社会人になって勤務先で頑張っている若者の、こんな温かい面と出会って、中学の時の絆の深さと、優しい心の友を持った孫は大きな宝物に恵まれたことは、私の大きな喜びであり、亡き母親も、どこかで見つめているだろうなぁと思った日であった。
目頭が熱くなります。
お嫁さんの徳ですね。それを忘れないでお参りにくる青年たち。
近頃の・・習慣のようにつぶやくわが身を反省する素晴らしいエピソードを紹介していただきました。
お嫁さん、庭の山茶花に身を寄せておられますよ。
この子達のことは以前もブログに登場しています。
孫の旅立ちの日、10人の同級生の子達が、野球の道を選んだ孫の長髪にバリカンを入れ坊主に髪を刈ってくれた子達で、夜遅く見送ってくれた子達です。
高校はみんな別々だったのに中学の太い絆があったのでしょうね。
ありがとうございました。
お嫁様の事が思い出されることでしょう、
本当にあっという間の一年間でした、
若い方のお参り、
故人の人柄を偲ばせるものが有りますね。
でも本当に早いものです。
友達の「おばちゃん」も、うちの「おかん」も同じような感覚で気軽に話せたのだと思います。
悲しみは癒えることはありませんがそれぞれの中に生きる思い出が多いのは
亡きお嫁さんの人柄が偲ばれますね~~
山茶花
宝塚の家々の垣根にも多く今盛りに咲いてます
山茶花忌と呼びましょうか~
マオママさんの命名お嫁さんを思い出すにはぴったりです。
何処に行っても花をいっぱいつけているこの花ですものね。
ありがとうございます。