たった1本のユリの花が、今年も花を咲かせました。
植えたのが自分であったのかどうかも忘れてしまうくらい前から、この季節になると、
清楚な花を咲かせてくれます。
画像をアップしながら、万葉集には、百合の花を詠った歌があるのだろうかとふと知りたくなりました。
ありました。11首で、そのうちの4首が大伴家持の作とのことでした。
1番多いのが萩の花で142首2番目は梅で119首でした。
意外と百合の花は、万葉人に親しまれるほどの花ではなかったのかと思いました。
「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ」
万葉集
大伴坂上郎女
(おおとものさかのうえのいらつめ)
「道のへの 草深(くさふか)百合の 花咲(え)みに 咲(え)みしがからに 妻といふべしや」
万葉集
「あぶら火の 光に見ゆる わが蔓(かずら)さ百合の花の 笑(え)まはしきかも」 大伴家持
「筑波嶺(つくばね)の さ百合の花の 夜床(ゆとこ)にも 愛(かな)しけ妹(いも)そ 昼も愛(かな)しけ」 大舎人部千文 (おおとねりべのちふみ)
姥百合(うばゆり) 鬼百合(おにゆり) 鹿の子百合(かのこゆり) 車百合(くるまゆり) 鉄砲百合(てっぽうゆり) 日光黄菅(にっこうきすげ) 野萱草(のかんぞう) 姫早百合(ひめさゆり) 姫百合(ひめゆり) 薮萱草(やぶかんぞう) 山百合(やまゆり) 夕菅(ゆうすげ)
図鑑で調べてみますと、ユリには上に記したほど多くの種類がありました。
我が家のユリは、このどれに当たるのか消去法で調べてみないと分かりません。
こんなことをするのも面白いなあと思いながらpcに向かっています。
灯火(ともしび)の、光りに見ゆる、さ百合花、ゆりも逢はむと、思ひそめてき
内蔵縄麻呂(くらのなわまろ)
百合の花の名前は色々あり過ぎでは?
その場で思った名前が良いことにしようかな?トカトカ思ったり😯 ややこし過ぎませんか? 😊😭
私の1番好きなササユリがこの中にないのは何故かしらと、不思議に思いました。
きっとどれかの名前の通称かもしれませんね。
ややこし・ややこしです。
あこがれの花です
田舎でよく見かけたユリは鹿の子ユリ
でした
色々勉強になりました。
ユリの名前がこれ程沢山あるとは思いませんでした
昔の人はよく言ったものですね。この白百合は、美女の歩く姿のような楚々としたものがありますね。
お出かけできないうちに、はンアの季節は過ぎて行くようで寂しいけれど、pcのブログ散歩で、その寂しさが癒されています。